どこかの森に迷い込んだ旅人たちは、あちらへ向かったり、こちらへ向かったりして、迷い歩くべきではなく、いわんやまた一つの場所にとどまっているべきでもなく、つねに同じ方向に、できる限りまっすぐに歩むべきである。その方向を彼らに選ばせたものが初めは単なる偶然にすぎなかったかもしれぬにしても、少々の理由ではその方向を変えるべきではない。というのは、旅人たちは彼らの望むちょうどその場所に行けなくても、少なくとも最後にはどこかにたどりつき、それはおそらく森の真ん中よりはよい場所であろうからである

勤勉は一つの美徳だが、ほかのあらゆる美徳を包含する

不当な軽蔑をはねつける必要に迫られると、どんな謙虚な人もプライドと同意識の昂奮に否応なしに追い込まれる

私達は何事にも刃向かえる。が、好意にだけは反抗できない

学問への入口となり鍵となるのは数学である。（中略）数学を知らなくては、他の科学も実地問題も分からない。なお悪いことには・・

自らその適を適とする。

理性的なものは現実的であり、現実的なものは理性的である。

皮肉屋とは、犬の哲学者なり。

孤独とは、わたしたちの心の中で死んでしまったすべての生ける墓だ。

偏見は無知の子供である。

神は人間に孤独を与えた。しかも同時に人間に孤独ではいられない性質をも与えた。

つむじ風はひと朝と続かず、豪雨は一日と続かない。