成功のおかげで、いくつかの罪は一見公正に見えてくる

夜　きみは　空を見あげて　星々のかずを　かぞえます。希望のかずを　かぞえるように。

祈りは宗教を行動に表したものだ。つまり、祈りこそ真の宗教である

知性は人性についての自然的理解の欠如によって性格づけられる。

戦争経験は“記憶のコラージュをするための引き出しにあるモチーフの一つに過ぎない

虚言のデパートは誇張だ。

無益で希望のない労働以上に恐ろしい刑罰はない

太平洋戦争がなかったら私はＳＦ作家にはならなかったでしょう

世界の快癒はいろいろな処置をほどこすことによってではなく、ものの考え方を改めることによってもたらされるのだと世界自身が気づくときに、ようやく世界は立ちなおることができよう

嫉妬の中には、愛よりも自愛のほうが多くひそんでいる。

小説はぼくの体験を下敷きにしてはいるが、自己弁護が強く、うしろめたさが残る。自分では読み返すことが出来ない。それでも戦争の悲惨さを少しでも伝えられればと思い、ぼくは書き続けてきた

自分がどういう人間か、男に決めさせてはいけない。