名言大学

一つの目的を考え、
時に挫折してもへこたれないこと。
プラス思考で最後まで頑張る。
諦めないことが重要

厳しさというのは、
何かを成し遂げるときに必要なものです。
成し遂げたことで喜びが返ってくればいい。
私はその繰り返しです

底上げよりもトップクラスを引き上げる、
出るくいを伸ばしていく方が全体を引っ張る力になる

二つをくっつけると、
オラーの原理ですね。
酸と酸をくっつけるとものすごい酸になると。
これはすごい原理だと思いますね

将来の研究を引っ張るような若い人たちに、
ある程度、
手当てをすることが必要かなと(思う)

結局、
私はいつでも周期律表しかない。
いろいろ悪いものを除いて、
70しか使える元素はないと。
下の方はみな放射性で、
あれを使うのは難しいですよね。......

若者には海外に出て行ってほしい。
外から日本を見て、
私にとっての化学のようにのめりこめるものを見つけてほしい

セレンディピティというのは必ずありますよ。
ありますけどね、
気がつく「もと」がなければできませんよね。
運がいい人は次から次へ運がよくて、
セレンディピティ(による発見)を何度も何度も経験してですね。
それは、......

自分は科学者だが、
中小零細企業の社長と同じです

基礎研究でも最終的には危険性というのはありますよね

炭酸ガスは有機物の素なので、
悪者であっては困る。
今の有機化学で最も大きな問題は(炭酸ガスを吸収して酸素を出しエネルギーを取り出すという)植物の光合成のようなことをどのように科学的にやるかだ。
これが出来たらノーベル賞を2つや3つ取れる。
チャレンジするように若者を啓蒙できたらいい

ホームランか三振かと。
そういうふうに思いました。
私にとっては、
学界を選ぶか企業での研究を選ぶか、
ターニングポイントになりましたね。
私はもうイチロー主義でいくと

50年その道を歩き続けると結果が出る

私自身のスタンダードは下げたくない

へこたれずに、
崇高な夢を求めなさい

やっぱり競争というのは必要ですよね。
いい意味のね

外から日本を見てはどうですか

(東大では)歌を歌ったりして、
うつつをぬかしていましたんですね。
勉強しなかったんですね。
勉強しないまま卒業させていただけたということに、
不満を感じますね

真実は誰にも分からないが、
真実でないことを一つ一つ取り除けば、
真実に近付くことができる

学者としてやっていくには、
研究者としてやっていくには、
やっぱり今の段階では英語で書ける、
英語で話せる、
英語で聞ける

自分のやりたいことができなければいけない。
『できる』というのは資質が半分、
とことんのめり込んで努力することが半分だ

英語というよりも世界語。
私は、
世界共通語は英語ではなくてブロークンイングリッシュということだと。
世界共通語で研究をするようにしましょうと。
そうなってくると、
いろいろ日本から出る必要性が出てくるんですよね

世界を舞台に。
日本はその世界の中のひとつと。
日本だけを選択するわけではない

社会は優秀な人を常に望んでいる

もっと大学がオートノマス(自律的)、
本当の意味でですね。
大学が中心となってやりたいようなことをできるようにしないといけないでしょう

両方やらないといけない。
トップもあげる、
トータルも引き上げる

非難というのは、
あまりプラスにはなっていかないですよね。
非難をいったん抑えてですね、
もっとプラスにつながるようなことに、
人生を長く通ってこられた方の経験からおいしい話になるようにもっていくというやり方もあると思うんですね

アメリカに、
なにか見習う必要があるだろう。
ボトムアップということで、
ゆとり教育でみんな仲良く勉強しましょう。
それもいいとは思うんですが、
トップを引き上げるという戦略は、......

孫にはよく秀でなさいと言っている。
ただし、
独りよがりではだめ

アメリカではかなりのパーセンテージの人が、
引き算が嫌なんですね。
引き算をしたくないんです

受賞確率は「1000万分の1」であるが「努力で高められるので宝くじと違う」

原子力に替わる危険ではない代替エネルギーの開発にもっと真剣に取り組むべきです

日本のエネルギー政策がどこで間違えたか考えたことはありませんが、
科学者やエンジニアが原発だけでなく、
もっと他のエネルギーについて研究すべきだったと思います

コロラド州ポルダーではそれぞれの家に太陽光発電のシステムを設置させて、
これをコンピューターで制御して需給バランスを調整しているのです。
実はポルダーで使われている技術は、
日本のもの。
だから日本でもこの方法を地域ごとに導入すればいいと思います。
これが実現すると東電などの電力会社の利益は減ることになるかもしれません。......

私が注目しているのは波力発電です。
ただ、
いまだに波の力を電力に替えることができていません。
かなり前からなぜそれが実現できないのか、
不思議に思っていました。
これはエンジニアの責任です。......

今より原発を増やすことは絶対に反対します。
結果的に何十年かかるかわかりませんが、
原発は減らしていくべきでしょう

我々の分野も含めて化学変化を扱う分野全てにおいて、
当然行くべき、
そして突き抜けてさらに上へ行くべきと言うか。
リアルタイムで構造を見たい、
動きを見たい、
これは多くの分野の基礎的な要求だと思いますので、......

高い夢を持って、
人類に役立つようなことをやってくれる若い人がどんどん増えることを強く希望してます

問題を抱えたまま暮らすな。
研究においては、
問題は常に起きる。
そうした問題は出来る限り早急に解決されるか、
回避されるか、
棚上げされねばならない

制度の硬直性と組織の閉鎖性が厚い壁だった

非常に非金属的な金属も、
遷移金属の触媒をつかうとマグネとかと同じように反応していくという考えが、
ドン・キホーテなんですよ。
だけど、
そういう考えをもちまして、
で、......

歴史的に見るといろんなベクトルがね。
同じ方向に向かっていった先も、
近畿の学界から盛り上がっていってね。
私なんかもそういうところのおこぼれをもらって、
私なりのものにしていったのかもしれませんけどね。
それこそ素粒子の物理にとってもね。......

根岸 英一(ねぎし えいいち、1935年(昭和10年)7月14日。北海道大学触媒科学研究所及びパデュー大学の特別教授 (H.C. Brown Distinguished Professor of Chemistry)。