勝つことばかり知りて、負くること知らざれば、害その身に至る

気の合う家来に対し、ともすれば悪いことを見のがすこともあるだろうから、よく注意して、そうした点を発見し、自分に対して諫言もさせるとともに、また、その者がいい気になって行儀の悪かったときには、傍らに呼びつけて意見をすべきだ。それでも聞かない時には、この如水に言いつけよ。よく詮議した上で罪科に処すだろう

盛衰を以て、人の善悪は沙汰されぬ事なり

為政清明

ほしいという欲が出てきたときには、貧しかった時を思い出しなさい

かたんと一筋におもふも病なり

勝負とは、敵を先手、先手と打ち負かしていくことであり、構えるということは、敵の先手を待つ心に他ならない。「構える」などという後手は邪道なのである

戦場にあって逃げるのは不義の至極で武上の操ではない。盗賊の徒である

四角な器にも円い器にも、水は器に応じてはいる

学問は生涯を通じて心掛けねばならない

物事において余るのは足らないことと同じである。よく吟味すべきである

必ず再び合戦になる。私たち親子は一両年中に討ち死にするでしょう