今日行くをおくり、子孫兄弟によく挨拶して、娑婆の御暇申すがよし

上の者も下の者も勤番や普請の際に、身体をよく動かして手足を汚すことをしかねる者があったとしたら、臆病者と認め、成敗も加えようぞ

目的を達成する為には人間対人間のうじうじした関係に沈みこんでいたら物事は進まない。そういうものを振り切って、前に進む

自由と我儘（わがまま）との界は、他人の妨げをなすとなさざるとの間にあり

武士の体面などはおのれの心のうちのものだから、武士らしく大度な気持ちで許してやれ

武士の対面を保つにはどうしたら宜しかろう

光秀の天命が尽きれば、大利を得て、思いのままに国をもらい、この播磨の城に帰ることはない

表から見える慎重を裏から見ての不決断という

天下の諸侯、徳川氏へ臣服し、数百年太平の恩沢を忘却せざるの義心これあり候て、朝廷の不安これなく、やたらに尊王の名を借り、不平を懐き、時勢に乗じ、やたら義を唱え、あるいは私利を営み

今どきの奉公人を見るに、いかう低い眼の着け所なり。スリの目遣ひの様なり。大かた身のための欲得か、利発だてか、又は少し魂の落ち着きたる様なれば、身構えをするばかりなり

生まれながらに才能のある者は、それを頼んで鍛錬を怠る、自惚れる。しかし、生まれつきの才能がない者は、何とか技術を身につけようと日々努力する

戦いでは強い者が勝つ。辛抱の強い者が