私は、いい母になる才能、いい妻である才能、そうした才能をひとつひとつ摘み取ってきました。そして、小説を書く才能だけを残したのだから、これだけたくさんの才能を犠牲にしたのだから、せめて小説を書く才能だけはちゃんとしてくださいとお釈迦様にお願いしています

人と比較する教育ではなく、子どもが自分を大切にできるような教育、“愛される、幸せな人になることを人生の目標においた子育てをしていただきたいと思います

私は常に遅刻する。時には、二時間遅れることがある。自分でも変わろうと努力したけど、結局、遅刻の原因はどれも、私を猛烈に楽しませるものだった

私たちはこの世に生を受けました。ということは必ず老い、病み、死ぬのです。これは誰もまぬがれることのできない、いのちの事実です

辛い時、不安な時は誰かにそれを話せば楽になる

努力しないとついていけない

『世界一』になれたのは得意なことを追求した結果。大切なのは自分を信じてあげることだと思う

愚かな人間は沈黙しているのが最もよい。だが、もしそのことを知ったならば、その人はもう愚かな人間ではない

人の幸せはラクなところにはない。むしろ苦しいところにこそ、あるんです。乗り越える楽しみ、乗り越えた後の喜びがあるわけで・・

自らの心の中に幸福の源泉を持つ―─その人の生活は、なんと美しいことか！

喜びと富は、富が正しく入手され、賢く用いられたときにのみ一つになる。

（中学２年生でプロ棋士になった当時を振り返って）まだ、プロとしての実感があったとは思えません。ただ、一生将棋を指していけるという喜びは心に残っています