賢ければ、ぼけよ。

事は易(やす)きに在(あ)り、而(しか)るに諸(これ)を難(かた)きに求む。

貴女は自分を素敵と思っている。でも、どうして私にそんなこと分かるでしょうか。お化粧や香水をつけることをお止めなさい。そ・・

今日の学問は全て皆、実学である。昔の学問は十中八九までは虚学である

弱い者ほど相手を許すことができない。許すということは、強さの証だ

吾十有五にして学に志し、三十にして立つ。四十にして惑わず、五十にして天命を知り、六十にして耳順（したが）う。七十にして・・

運命に手を差し延べるのは、運命の苛酷さを和らげる最も確実な手段である。

我々は、幸福になるためよりも、どちらかといえば幸福だと人に思わせるために四苦八苦している。

犠牲とは、お前をなにものからも切断することなく、逆にお前を富ますものだ。

主君を諌める者の志は、戦いで手柄を上げるよりも素晴らしい

書生だの浪人だのという連中は、昔から絶えず俺のところへやってくるが、ときにはうるさいと思うこともあるけれど、しかし、よく考えてみると、彼らが無用意に話す言葉の内には、社会の景況や時勢の変遷が自然にわかって、なかなか味わうべきことがあるよ。匹夫匹婦の言も、虚心平気でこれを聞けば、みな天籟（てんらい＝絶妙の詩文）だ

一年も居馴れてしまえば、ちょうど冬の寝床のように自分の体温のぬくもりが江戸という寝床に伝わってしまう。そうなれば住みやすくはあるが、物を考えなくなる。寝床は冷ややかなほうがいい