普段から武士道の心がけを練っていなかったならば、いざという場合に潔く死ぬことはできにくいものだ。よくよく心を武に刻むことが肝要である

心、常に、道を離れず

他人に関する思いで君の余生を消耗してしまうな

合戦では、敵に落ち着きがなく、ことを急ぐようにみえるときは、少しもそれに構わないようにして、いかにもゆったりと構えてみせると、敵も自分のことのようになって気持ちが弛むものである。そのゆったりした気分が移ったと思ったとき、自分の方から、虚心になって、早く強くしかけて勝つ利を得るのである

我が命のある間、国家を裏切る者を平らげ、諸国を一つに帰して、貧困に陥った人々を安住ならしめる他に希望はない。もし謙信の運が弱く、この志が空しいものならば、速やかに病死を賜るべし

感覚で把握したくないため、結局何も信じなくなり、盲目になった人は、かつては知恵の木の蛇と呼ばれました

三度ものをいって三度言葉の変わる人間は、嘘をつく人間である

古典の「古事記」を暗記していても、こんにちの米の値段を知らないのでは、日常生活の知識すらない男というほかない。中国の古典の奥義をきわめても、商売のやり方を知らず、取引ひとつできぬようでは、収支の知識の問屋にすぎない。

金を手にして好い気になるのは、愚か者だけ

志のない人間は魂のない虫と同じで、いつまでも発展することは無いのだ

神が宇宙を創造されたのは、人類を実在させ、そこから天界を造られる以外にないし、人類こそ天界の苗床であるということです

肉体もまたがっしりかまえているべきであって、動作においても姿勢においても歪められていてはならない