日本の神話の神々は、ほんとうに人間的であり（ドイツ語でいう「自然人（ナトゥアメンシェン）」であろう）、いつもいつも最敬礼に値するというわけではない。その一方で、この神々は、その卓越した道徳性によってほとんど至尊の域にまで達することがある。その高みを、われわれは謹んで随神（かんながら）とよぶ

管理者は高潔な品性をもってこそ、指導力を発揮し、多くの人の模範となりうる

大学の教育となつて来ると単純なる良民といふことだけでなく、良民のリーダースを造るのである

雩（う）して雨ふるは、何ぞや。曰く、何も無きなり。猶お雩せずして雨ふるがごときなり

物質的状態にある人間は、自然の力を甘受しているのみである。人間は、美的状態において、このような自然の力から免れる。そして道徳的状態において、かかる自然の力を支配する

他人を論難しようと思ったときには、それこそ一つの大きな私的感情だとみなして克服してこそはじめてよいのだ

たえず熱中する問題を持つこと、すなわち感激の対象を持つことだ。人生は退屈することが一番いけない。たえず問題を持つ者が、精神的に勝利を占める

自然は人類を二人の君主、つまり苦痛と快楽の支配下においてきた。

いわゆる十分に力を出す者に限って、おのれに十二分の力があり、十二分の力を出した者が、おのれに十五分の力があることがわかってくる

人生にとって一番の幸福とは何か？それは自分の天職を知ってこれを実行に移すことである

義を先にして利を後にする者は栄え、利を先にして義を後にする者は辱（はずか）しめらる

正しい構造が成果を約束してくれるわけではない。しかし、間違った構造は成果を生まず、最高の努力を無駄にしてしまう