勝った時に喜ぶということは、相手が悲しんでるわけでしょ。相手が悲しんむ時に、あんまりニコニコするのは良くない

私は精神力の98％をチェスに注いでいる。他はわずか2％だ

棋士は無くてもいい商売だ。だからプロはファンにとって面白い将棋を指す義務がある

毎日の努力の積み重ねを、それほど苦にせずにできることこそ、才能といえる

自分は将棋の上達を左右する要因というのは「才能」「努力」に加えて「環境」の3つかなと思っています

ミスには、それ以前に、誘発する他の原因がある

面白い将棋を指すことは棋士の使命

例えば，今日は羽生さんが相手だとして，駒を並べたばかりのまっさら状態では，居飛車な将棋を指したいし，振り飛車な将棋も指したい，色々な将棋を指したいとか思っているんです。けれども，それが一手指すごとに1つずつ選択肢が無くなって，最終的に1つの局面に落ち着いていく。その一手一手を決断していく，判断だったり，いろいろな可能性を考えていく過程は，やっぱり将棋の醍醐味なのかなって思います

（ボリス・スパスキーとの初戦に敗れた後）自分の計算に落ち度はない。負けたのは気が散るカメラのせいだ

人はだれでも特異な存在であり、無から有を創り出す力を授かっている

いよいよ詰む段階になると、つい二手も三手もひらいて勝ちたくなる。安全をねがうのだが、実は一手ちがいでいいという計算が成り立つほうが安全なのだ。何手もちがわせると、欲がからんで、まちがいがある

将棋というのはどこまで強くなっても終わりがない