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定跡というのは、ある程度まで手順を進め、
これにて下手よし、
としてあるんだが、
本当の勝負はそこから先なんですよ。
上手もそれなりの用意があるから、
一筋縄でいけるもんじゃない。
定跡通りにくる人のほうが、
上手はやりやすい意味があるんです
升田幸三
名言カテゴリ
#棋士
升田幸三
升田 幸三(ますだ こうぞう、1918年3月21日 - 1991年4月5日)は、将棋棋士。実力制第四代名人。棋士番号18。
人物カテゴリ
#棋士
升田幸三の名言
一人前になるには50年はかかるんだ。功を焦るな。悲観するな。もっと根を深く張るんだ。根を深く張れ
時代は変わっても、人間を磨くのは目的に挑戦する苦労だということは変わりません。いまの人も苦労はしてるが、それは物欲を満たす苦労で、自分独特、独創の苦労ではない。どんな世界でも同じだと思う。プロとアマの違いはアマは真似でも通用するが、プロの道は独創。またそうでなきゃ通用しない。だから苦しいが喜びも計り知れない
人はだれでも特異な存在であり、無から有を創り出す力を授かっている
棋士は無くてもいい商売だ。だからプロはファンにとって面白い将棋を指す義務がある
勝負は、その勝負の前についている
イチかバチかのやけっぱちみたいなことをやるのを、勝負師という人があるが、これは間違いです。そういうのは勝負師とはいわない、賭博師という
着眼大局 着手小局
全局のことでも、また局部、局部のことでも、その一手の差を慎重に、そして最善をつくす人が、「勝ち」にゆくわけで、一手ぐらいなどといって、気楽にしとるやつが、結局は敗北につながる
私は将棋は創作だと考えている。何はともあれ、一歩先に出た方が勝つ。もし一局ごとに新手を出す棋士があれば、彼は不敗の名人になれる。その差はたとえ1秒の何分の一でもいい。専門家というものは、日夜新しい手段を発見するまでに苦しまねばならぬ
人生は将棋と同じで、読みの深い者が勝つ
僕には不利だ、不可能だといわれるものに挑戦する性癖がある。全部が全部成功するわけではないけれど、それが新型になり、新手を生み、つまり将棋の進歩に繋がる。他の人は安全に先を考えるから先輩の模倣を選ぶ
男は毬であってはならぬ。ちょっと頭をなぜられてはポンとはずみ、指一本触れただけで転がる。はずみそうではずまず、転びそうで踏みとどまるものを持っていなければ男ではない
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定跡というのは、ある程度まで手順を進め、これにて下手よし、としてあるんだが、本当の勝負はそこから先なんですよ。上手もそれなりの用意があるから、一筋縄でいけるもんじゃない。定跡通りにくる人のほうが、上手はやりやすい意味があるんです
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いちばん得意な戦法をやらないで、不得手な戦法に取り組む。あるいは相手の得意に飛び込んで行って戦う。それができるかできないかがポイント
最善形にしたら、あとは悪くなるだけ
相手の棋風や出方を考えてしまうと邪心が入ってしまう
独創的な思考や創造的な思考に頭を切り替える時、記憶は足を引っ張ります
どんな場面でも今の自分を認めること
リーマンショックで大損してお金がなくなったとき、はじめて優待品のありがたみに気づきました
改善の兆しがあるから、あれこれ手を打てる
(技術の囲い込みをせず研究成果を公にしてきたことについて)自分が思いついたことは、他の誰かも思いついているものなんです、ええ。これは経験則として、ほぼ間違いなくそうなんで。あんまり持っていてもしようがない、というのはあるんですよ
一般的に形勢が有利なときは正攻法で攻めるのがよく、不利な場合はじっと我慢して、相手の攻めを耐え忍び、相手のミスを見つけたところで反撃に転じるという戦略をとる
もし将棋の神様がいるのなら、僕と一局お手合わせお願いしたい
忘れていくというのは次に進むための大事な境地
これだけ長くやっていても、将棋の可能性はまだまだあるんだなというのは、実感としてあります。例えば、20年も研究されているのにいまだに結論が出ない形があって、まだ何もわかっていないんだと愕然とするってことは、よくあるんで。そういう部分を模索していくということもあるし。そこに対局という勝負もついていて、当然、結果を求めていく気持ちもありますけど