中国では（囲碁が）完全にスポーツとしてとらえられていて、幼いころから、局地的な読みや計算する力を徹底的に鍛えます。早熟型が多く、日本では考えられないスピードで強くなっている感じです

難局は、これ良師だ。負けることはありがたい。負けて目覚める、あの手この手だ。苦しみが勉強になる

韓国ではぼくの同世代がどんどん活躍している。国内はもちろんですが、今後は世界戦でも結果を出したい

全局のことでも、また局部、局部のことでも、その一手の差を慎重に、そして最善をつくす人が、「勝ち」にゆくわけで、一手ぐらいなどといって、気楽にしとるやつが、結局は敗北につながる

（詰将棋について）実践ではなかなか現れないようなロジックで成り立っているものが多いのでそうしたことを理解することが速く解くことにつながる

大切なのは創造です。人真似を脱し、新しいものをつくり出すところに、進歩が生まれる

まったく関わりない偶然としての幸運などない。積み重ねた努力や、そうした自分を盛り上げてくれる人たちに応えようとする気力が、無意識のうちに局面に最良の一手としての “強運 を導いてくれるのではないか

大人は不安要素を回避するあまり、若者をバカにしがちですが、宮本武蔵の『五輪書』を見ても「居つくことは死ぬことなり」とちゃんと書いてあります

本当に強い人とは、対局中にも人への配慮を忘れないような、心のゆとりをもっている人だと思う

20歳までに結果を残したい

定跡というものを、私は頭から否定しておった。定跡は序盤における模範的な指し方であり、これにしたがっとれば間違いはない。だが、そこには将棋を指すことの感激もなく、進歩もありゃせん。大切なのは創造です。人真似を脱し、新しいものをつくり出すところに進歩が生まれる

一番、一番が勝負