予想と違う手を指されることで、そこまでの読み筋をすべて組み立て直さなくてはいけなくなります

イチかバチかのやけっぱちみたいなことをやるのを、勝負師という人があるが、これは間違いです。そういうのは勝負師とはいわない、賭博師という

トップというものは、それなりの気品や人格といったものを兼ね備えなければならない

会社などの組織の中では、ともすれば飛車や角のような強力な人材だけを重んじて、歩のように目立たないけれど大切な役割を果たしている人を切り捨てることになりがちです。でも、本当はそれではバランスのよい組織にならない

頭がきれる、または天才的な人。どの世界でもこういう人がトップになると思いがちですが、案外このタイプは二番手のことが多いものです

不成功に終わる人というのは、自己に無意識のうちに自信喪失させるような暗示をかけている。おれはもうダメだとか、終わりだとか、始終ボヤいたりして、自分を奈落の底に落ち込ませるような自己暗示をね。逆に伸びる人というのは、いつも自分を向上させるような暗示をかけてますよ

勝負事に限らず、何事も腰がひけては前に進めない。攻めの気持ちがあると集中力が高まり、迷いが吹っ切れる

一人前になるには50年はかかるんだ。功を焦るな。悲観するな。もっと根を深く張るんだ。根を深く張れ

好調なときに運が向いてくれば、誰でも優勝はできる。しかし、一回優勝したからといって、それがトップではない。優勝を続けることが、本当のトップということなのだ

何度も何度も負けたとしても、自分の道をひたすら歩き続ければ、やがてそこに一本の道が拓けてくる

勝負においては『勝たしてやりたい』『彼が勝ったほうが将棋界にもいいのだ』という目に見えない力が後押しすることがある

いいときは焦らない。悪いときはあきらめない