自分の主義主張を登場人物に託して書く人もいますが、僕は違います

別れの苦痛のなかで、ようやく私たちは愛の深さを見つめる

君主は人を二種類に分けて考え、それに応じた接し方をすべきである。それは手放すことが出来ない人物か、そうでない人物かであ・・

石をもて追はるるごとく　ふるさとを出(い)でしかなしみ　消ゆる時なし

誰だってそうだ。みんな自分の命が、人生が心配で、一番大事に決まっている。どんな事故や事件が起きても、人が真っ先に思うのは「それって私に関係するかしら」だ。むしろ正しい生き方だよ

最も耐えがたい重荷は、目が見えないということではなく、目の見える人の見えない人に対する態度である。

戦争が道徳を失はせたといふのは嘘だ。道徳はいつどこにでもころがつてゐる。しかし運動をするものに運動神経が必要とされるやうに、道徳的な神経がなくては道徳はつかまらない。戦争が失はせたのは道徳的神経だ。この神経なしには人は道徳的な行為をすることができぬ。従つてまた真の意味の不徳に到達することもできぬ筈だつた

完璧には一つの重大な欠点がある。退屈になりがちなのだ

「やりっぱなしにせず、一回一回、けじめをつける」ことも大切です

毒蛇は急がない

我々はあらゆる女人の中に多少のマリアを感じるであろう。同時に又あらゆる男子の中にも…。いや、我々は炉に燃える火や畠の野菜や素焼きの瓶や厳畳に出来た腰かけの中にも多少のマリアを感じるであろう

僕たちの演奏しているものは人生だ。