人間とは、我々が食物と称するものを供給すると、思想と称せられるものを生産する機械である。

厳しさというのは、何かを成し遂げるときに必要なものです。成し遂げたことで喜びが返ってくればいい。私はその繰り返しです

良心は道徳をつくるかも知れぬ。しかし道徳はいまだかつて良心の「良」の字を創ったことはない

その時（東日本大震災の時）一番考えたのが、法然さんだったらどう対応するか。仏教は、津波を止めるとか一気に復興させるとか、そんな教えではないし、そんなことを人間は期待しちゃいけないと思うんです。あくまでも人間の努力によって、復興することが大事なんです。その時の心の支えとして、宗教があるわけです

人生は道路のようなものだ。一番の近道は、たいてい一番悪い道だ。

自分の欠点ばかり気になり出したら、そんな劣等感を直してくれる人間はこの世に一人しかいない。つまりあなた自身だ

冗談に本気を混ぜて変化をつけるのは、よいことである。

少年の頃を思い返すと、世の中に憂さのあることを知らなかった。好んで高価な着物を身に着けて、よく鼻白の栗毛馬に乗った。朝に遊郭の街で酒を買い、暮に近郊の花を看るなどして遊び回った。どこに帰るのかといえば、直ちに指さすのは遊女の居る家である

勇気のない天才なんて、私は想像できない。

ことば　ことば　おんなのことば　しなやかで　匂いに満ち　あやしく動くいきものなのだ　ああしかしわたくしたちのふるさとでは　女の言葉は規格品　精彩のない冷凍もの　わびしい人口の湖だ

身体が昔みたいに自由が利かないとね、イライラするんですよ

一所懸命に働いている者には、決して歳をとるということはない。私は、自分の葬式の日をもって、人生からの引退の日とする。