友情は人生の酒である。

職業は、強いて言うなら“人生家。何にでも夢中になることが大事だね。仕事が手に付かなくたっていい（笑）。仕事より趣味のほうが面白いに決まってるから

明白なのは強気相場では強気筋、弱気相場では弱気筋になれということだ

自由とか、型にはまらないとか、何者かにならなければいかんと言われますが、昔の日本は普通の人であることが一番大事だった。分相応、人様に迷惑をかけない。個性的に生きるより、みんなと楽しく『和をもって尊しとなす』ことが大事

将の条件というのは、人がついてくるということです

今の僕が思っているのはむしろ未来より過去。「筒井康隆が、昭和初期に戻って、こういう作品を発表したらどう思われるのか」。新しいと思われるのか、メチャクチャだと思われるのか、若書きだと評価されるのか。そこに興味がありますね。谷崎潤一郎が、森鴎外が、夏目漱石が読んだらどう思うかとかね

秀でたる思想は、背後からも眺めることができねばならない。

笑顔は元手が要らない。しかも、利益は莫大。与えても減らず、与えられた者は豊かになる。一瞬間見せれば、その記憶は永久に続く

英雄のいない国は不幸だが、英雄を必要とする国はもっと不幸だ

為さざるなり、能(あた)わざるに非(あら)ざるなり。

無は何よりも現実である。

収集家は目隠しをつけて歩き、手に入れたものしか見ない。実のところ、収集本能と美を鑑賞する心とは相いれない。