敵を弱く見なし、自分が強いと思って押しつぶすという気持ちが大切である。合戦の場合にも、敵の少人数を見下し、または大勢であっても、敵がうろたえて弱みをみせたならば、潰すといって、最初から嵩（かさ）にかかって押し潰すということである。潰しかたが弱いと盛り返されることがある。手のうちに握って潰すという気持ちを、よくよく分別すべきである

主従や友達の間が不和になるのは、ワガママが原因だ

董卓のような逆賊に手を貸すような真似は天地が逆さになってもありえません

いくつもの音楽を同時にきくことができないように、美というものは、なんらかの中心となる要素に集中して初めて本当に理解することができるのだ

愛よりも、お金よりも、名声よりも、私は真実が欲しい

その時、お前の左手は何をしていたのだ？

露と落ち　露と消へにし　わが身かな　浪速（なにわ）のことは　夢のまた夢

まともでない人間の相手をまともにすることはない

知るは難(かた)く、行うは易し

自分自身によかれと思う者は、好ましく心やさしい妻をめとるがいい。さもなければ、いっそめとらぬがいい

本当の学問というものは、血となって身体中を循環し、人体・人格をつくる。したがって、それを怠れば自ら面相・言語も卑しくなってくる。それが本当の学問であり、東洋哲学の醍醐味もまた、そういうところにあるわけであります

戦に勝るかどうかと兵力は必ずしも比例しない比例するかそうでないかは戦術、つまり自身にかかっているのだ