名言大学

たしか大正14年の春だったと思う。
私が一人で庭を散歩していると、
突然天地が動揺して、
大地から黄金の気がふきあがり、
私の身体を包むと共に、
私自身も黄金体と化したような感じがした。
それと同時に、
心身共に軽くなり、
小鳥のささやきの意味もわかり、
この宇宙を創造された神の心が、
はっきり理解できるようになった。
その瞬間、
私は『武道の根源は、
神の愛――万有愛護の精神――である』と悟り得て、
法悦の涙がとめどなく頬を流れた。
その時以来、
私は、
この地球全体が我が家、
日月星辰はことごとく我がものと感じるようになり、
眼前の地位や、
名誉や、
財宝はもちろんのこと、
強くなろうという執着も一切なくなった

植芝盛平

植芝盛平
植芝 盛平(うえしば もりへい、1883年〈明治16年〉12月14日 - 1969年〈昭和44年〉4月26日)は、日本の武道家。合気道の創始者。合気道界では「開祖」(かいそ)と敬称される。

人物カテゴリ

植芝盛平の名言

関連名言