名言大学

父には、
『弱い者いじめはするな。
大きな者、
強いやつにはどんどん立ち向かえ!』と言われていました

父から教わったのは、
『まず礼儀をしっかりしろ』ということでした

もちろん勝ちにはこだわるけれど、
自分らしい柔道ができなければ意味がない

強い選手、
のし上がっていく選手というのは、
負けた悔しさをその後に充分に活かす、
忘れない。
そういう選手が一流の選手だと思います

練習だけでなく日頃の生活の気持ちや態度をしっかりして、
大舞台で勝てる

これからもいろいろな壁が立ちはだかるだろうが、
今回の経験でしっかりと乗り切っていける

最強だけの柔道家にはなるなよ。
最高の柔道家も目指さなければいけない。
それが理想なんです

誰でも大きな試合では緊張します。
しかしやるべきことをやると開き直れ、
無の境地に到達します

本日をもって第一線から退く決意をいたしました。
5歳から始めて、
柔道にすべての情熱を注いできました。
わが柔道人生に悔いはなし、
という気持ちです

柔道の本質を教えていく。
競技だけでなく、
精神面をしっかり教育していくことが大事

僕らは勝つことを宿命づけられている大学です

形をやることで、
形の重要さ、
柔道の奥の深さを知ることができました。
改めて形を学び、
広めていきたいナ、
という思いが生まれました

色々なことがあってへこむこともある、
そんな時1人になり、
何もしないでひたすらぼうっとしている。
そんな時間も必要です

イギリスに来て、
勉強したり、
柔道を教えたりというのは、
非常に人間として、
自分自身の糧になっているのは間違いない

日本では、
戦うときには相手を倒したり、
投げたりすることだけに集中している部分があったんですけど、
改めてこういう環境(イギリス)で柔道をやっていると、
それだけじゃないのを感じることがありますね

柔道をやっているときに、
ストレスを感じることはあまりありません。
なぜかというと、
言葉が分からなくても、
柔道で分かち合えるからなんですね

子供の頃、
英語は大嫌いでしたので、
それを今、
後悔しています。
そういう勉強、
学習という部分の大切さというのを、......

今は・・、
みなさんに自慢できる程(英語が)上達したわけではないですけど・・。
まぁボチボチと、
徐々にやっているところです(笑)

世界選手権のメダルは母が取らせてくれました。
だから、
シドニーのメダルは母のために捧げます

当然予想される対戦相手の分析は必要です。
でも私が試合中の計算をし過ぎた時は、
たぶん勝てなくなるときだと思います

相手に対して、
きちんと敬意を示すことはとても大事

スポーツは相手を倒し、
勝利を求めるもの。
武道は礼を重んじ、
精神を鍛えるもの

柔道のスタイルで言えば、
日本人と外国人選手とでは、
皆さんも見ての通り、
違います。
ですけど、
「違う」というだけでは済まされない、......

僕は日本人の柔道家であることに誇りを持っています

日本人がこの柔道家としての謙虚さや振る舞いをなくしてしまった時には、
僕は競技にも影響してくるのではないかと思うんです

海外に出てみると日本の柔道のいいところ、
悪いところがたくさん見えてきます

最高の柔道家を育成していけるのかという部分も考えながら、
これからやっていかなくてはいけないと思っています

自分に与えられた使命をしっかりと成し遂げつつ、
それプラス家族を大事にする。
それが僕のスタイル

団体戦は団体戦なりの戦い方があり、
団体戦から学ぶことは結構多いです

もともと子供は好きなんですが、
わが子となると格別の感情が湧きますし、
生まれてきたときの、
あの感動というのは一生忘れられないと思います

重量級選手の成長は、
日本チームにとっての大きな強みになっていくと考えています

これからは柔道界のために、
柔道への恩返しという気持ちも込めつつ、
やっていこうと思っています

道場や中学、
高校、
大学、
それに家族。
いろんな人たちの支えもありましたけど、
基本的にはこの柔道があったから、......

柔道界のために生きていこうと決めたのは、
まずは柔道が好きだから、
それは間違いないです

世界は間違いなく強くなってきている

これまでいろんな先生たちが築き上げたこの伝統というもの、
多くのメダリストを生んだり、
世界チャンピオンを生んだりしている国というのは他にはない

同じような練習内容で、
海外の選手と同じだけの練習をやっていたら、
日本人は絶対に勝てない。
もともと持っている能力というのが違うんです

いろんな研究をしたり、
勝つためにあらゆるものを犠牲にして、
勝つことにすべてをかけているというような、
(海外選手の)あの姿勢はやっぱり素晴らしい

海外の選手の勝負に対する思いというのは、
驚く程強いものがあります。
「何がなんでも」というハングリー精神をすごく持っていて、
それをすべて柔道にかけています

今までの世界選手権の成績も、
オリンピックで負けてしまったらすべてゼロです。
むしろマイナスになってしまうくらい危機感を持って過ごしています

今までは、
試合の中身にだけどうしても注目しがちなところがありましたが、
それ以外のところでも選手の能力を伸ばしていけるように、
試行錯誤しながら次に進めようと考えています

全選手が「心・技・体」とも揃って戦えるようにすることも非常に重要です

現状に満足することなく、
「地力」を付けていく必要があります。
組み手にしても、
技にしても、
ひとつふたつ増やせるくらいの力が必要です

大会で結果を出したことで、
世界からのマークは一層厳しくなり、
技術面に関しても日本勢が更なる進化を遂げなければ潰されていくでしょう

井上 康生(いのうえ こうせい、1978年(昭和53年)5月15日 - )は、宮崎県宮崎市出身の柔道家(六段)、柔道指導者。東海大学教授。