名言大学

ある一つの技をかける場合を考えてみますと、
技をかける前に息を吸い、
技をかける時は息を止め、
かけ終って息を吐く というのが典型的パターンでしょう。
真に力を一点に集中しようとすれば、
息を止めて、......

いつまでも稽古相手を痛がらせて喜んでいるようでは、
永遠に合気道の高みに到達することはできません

呼吸力の特徴は、
いくつになっても使えるところにあります。
筋肉はいくら鍛えても自然に衰えてきますが、
呼吸力はそんなことはありません

心の問題とは、
即ち無になれということです

集中力を生み出すコツは、
足の親指にあります。
これを鍛えてグッと床にかませます。
すると腰にビーンと力が入って強くなる。
このビーンとくる感覚がわかるようにならないといけません。
この力に、......

(重要なポイントというのは) 膝ですね。
膝の柔軟性

中心力を養うためにはどんな訓練をしたらいいのでしょうか。
養神館では構えの稽古を重視していますが、
これが実は中心力の訓練になっているのです。
構えでは、
両手・両足、
腰、......

師であり弟子であり、
弟子であり師であるという常に真の謙虚さ、
これを持って接しないと、
人の心も体もよく理解することが出来ないと思います

人が人を倒すための武術が必要な時代は終わった。
そういう人間は自分が最後でいい

合気道で一番強い技、
それは自分を殺しに来た者と友人となること

敵対心を無くし、
自分と相手の間で生じることを全て気と捉え、
相手と自分の気を合わせる。
こうなれば相手は抵抗力を自然と失い、
協力状態となる

己を“無にして、
相手と一体となる

気持ちよく降参してもらう

合気道の心とはなんだ。
『和』だ。
『対すれば相和す』だ

真正面からぶつかるのでなく、
相手が戦意喪失できるように、
気持ちを『外す』

養神館には道場訓なるものは一つもありません。
私は合気道は規則でしばるものではなく、
その人の心の持ち方が一番大切 だと思うからです

歩けばそれ即すなわち武

祖元禅師の言葉に『行住坐臥一切の時勢これ最善の道場』というのがあります。
この言葉を私は座右の銘として拳々服膺 し、
常に忘れぬよう心掛けているつもりです

武道は一生であり一瞬である

絶えざる稽古と研究の中で、
自分の吸う息、
吐く息、
止める息の強弱、
長短と、
すみやかな重心の移動とがバランスがとれ、......

命令をしてはいかん 威張ってはいかん しかし、
妥協してはいかん 調和すればいいんだ

合気道は和の武道と言われますが、
その解釈は簡単だと思うんですよ。
人と相対したときに、
相手の敵愾心をなくすような自分の人柄と実力を持っていると、
これがひとつの和になるんです。
決して妥協じゃない。......

あの人の技は早い、
あの人は遅いというのは、
ひとつの形態を見ているだけであって、
自分においては、
早いとか遅いとかの観念はなくならにゃいかん

皆さん、
この技はどうしよう、
あの技はどうしようと考えているが、
大切なのは、
技はいっぱいあるけれども、
その根本に流れているものをつかまえるということ。......

基本はあくまでも原則であって、
その人の体質に合った体勢と言うのが一番強い。
それは誰に教わるものでもなく、
自分でみつけにゃいかん

齢をとったら筋肉は衰える。
すると、
上げたりひっぱたりというのは出来なくなる。
結局そういう生の力というのは、
いくら造っても限界がある。
だから、......

勝つとか負けるとかは、
実にくだらないことです

今の人間は金がなければなんにもできないというふうな考えが多いです。
金がなかったら何一つできないじゃないかという。
それを私は矛盾じゃないかと思うんです。
自分が一生懸命やらないでは金は入らない

起床時間はピッタリ午前五時。
その後、
愛犬の“龍を連れて石神井公園まで散歩・・・朝食の後は家の掃除ですが、
これも ピッタリ八時から始まります。
原則として九時には帰宅。
遅くとも十時には就寝。......

なぜ、
人間は壁を作ることが多いと思うか。
怖いからだ

塩田 剛三(しおだ ごうぞう、1915年(大正4年)9月9日。本名・塩田剛(しおだ たけし)。身長154cm、体重46kgと小柄な体格ながら「不世出の達人」と評され、「現代に生きる達人」「生ける伝説」とも謳われた。