自分のふさぎきった心を口笛で吹き飛ばして、他人までふさぎの巻き添えにしないように気を配る者が、もっといてもよさそうなものだ

運命が何を考えているのかは、誰にもわからないのだし、どういうときに顔を出すのかもわからないのだから、運命が微笑むのは、・・

人生とは畢竟(ひっきょう)運命の玩具箱(おもちゃばこ)だ。人間とはその玩具箱に投げ込まれた人形だ。

地味とは、自分の魅力に気づかないそぶりをして、それを強調するさりげない技術である。

結婚は、一切のものを呑み込む魔物と絶えず戦わなくてはならない。その魔物とは、すなわち習慣のことだ。

安息日を守ることは誰でもできるが、それを聖なる日とするには、残りの六日間の努力がいる。

知る勇気をもて。自分の理性を使う勇気をもて

人間関係はこちらの出方次第。あたかも鏡の前に立つようなもの。こちらが笑えば、向こうも笑う

多忙という威厳をまとった怠惰に、人は何よりもたやすくひきつけられる

もはや一流大学を出ても、地位はおろか、食べることすら保証されなくなってしまった。精神科医である私のもとに相談に来た４０代の一流大学卒のエリート銀行員は、大学の同級生が勤める銀行が倒産して失業したのを聞いて、自分が鬱になってしまった。いわく「Ｘ大学を出て、出世競争に敗れる心配をしたことはあったけど、これまで失業の心配をしたことがなかった」

シワとともに品位が備わると敬愛される。幸せな老年にはいいしれない黎明

楽しみに金のかからない人が最も裕福である