名誉なのは良心であり、その中でも熱烈な良心である。

人の本心は知ろうとしなくてもいい

それは美点としても弱点としても自分はそういうのになっているよ、ということです

「赦す」。自分が人生の呪縛から解き放たれるには、相手を赦すしかないんじゃないかなあと、しみじみと思う。赦すと決めたら、色々なことから自由になれる

自分でも不思議なのは、私がいまだに理想のすべてを捨て去ってはいないという事実です。だって、どれもあまりに現実離れしすぎていて、到底実現しそうもない理想ですから。にもかかわらず私はそれを待ち続けています。なぜなら今でも信じているからです。たとえ嫌なことばかりだとしても人間の本性はやっぱり善なのだと

これから私は幸福を求めない。･･･私自身が幸福だ

初恋が唯一の恋愛だ、といわれるのは至言である。というのは、第二の恋愛では、また第二の恋愛によって、恋愛の最高の意味が失われるからである

休暇と友だちは、人生においてもっとも素晴らしい二つのものだ

歌子が恋した相手が水戸の人だったから水戸を知りたい、幕末という時代を理解したい

禍(わざわい)は口から、という。言葉をつつしみ、自分の偉さをあらわそうとはせず、気どらなければかえって人に尊敬され、親・・

この世界は私をあんなにも度々欺いたが、私はやっぱり世界をいつもいつも愛している

もっとも賢い生活は一時代の習慣を軽蔑しながら、しかもそのまた習慣を少しも破らないように暮らすことである