名言大学

研究結果を応用して社会に貢献しなければ

世界の頭脳になろう

常に一流のことをしないといけない

研究は美しくなければならない

日本の産業力が弱いかというと、
産業におけるジェネリックな技術が出てきていない、
オリジナルなアイデアが出ていないということ

教育界というのは日本であれ、
あるいは世界であれ、
あるべき社会を担う人を育まなければいけない

日本という国を中心に考えると、
ただ産業経済力を強化するだけでなく、
いかに文化面で共生に貢献するかという道を、
自ら考えなければいけない

わが国の繁栄と安全のためには、
国際競争力と共に協調力を培う必要があります

若い研究者は自主性をなくし家畜化が進んでいる

ノーベル賞を受けた人は、
受賞時に平均して国内外の4.6機関を経験しています

イノベーションとは経済的価値も含め、
公共的、
社会的な価値を生み出すことだと思います

(ノーベル化学賞受賞時)自然科学を学ぶ者にとって最大の栄誉

(日本は)グローバル化時代にもかかわらず、
国際的な頭脳循環がうまくいっていません

大学院はインターナショナルトップでなければなりません

我々は原理的には、
あらゆる分子を望むようにデザインして合成することができます。
役に立つ酵素を生命体から探してくるだけではなく、
自らの知識をもとに作ることができるのです

研究の生産性は、
量であれ、
質的であれ、
3つの要素が関係します。
研究開発投資額、
研究人材の投入量、......

私としては、
若い研究者の思い切った挑戦に対して、
社会はもっと寛容であり、
忍耐をもって見守り続けることが必要ではないか

不当な差別や不公正な格差があってはならない

「国際化」と「グローバル化」は似ているようで違うものです

時代はどんどん変わっていきます

世界は元々多様性に満ちているもの

英語も、
まして日本語もろくに書けないのが教授をしていて何をしとるんだと感じます

文化は四つの要素から成ると思っています。
言語、
情緒、
論理、
そして科学

異端でありたい

僕の研究のモットーは「研究は瑞々しく単純明快に」だから、
感性をもってサイエンスの研究をします

人間には英知があるのだから、
英知に基づく結果を出さなければならない

既定の価値観の中でやっていたらつまらない

科学技術の世界では、
多様な知識、
技術の集積や統合が必要です

力は正義なりは間違っている。
正義はたくさんあり、
多面的に相対化して考えなければいけない

未知に挑んだ結果、
失敗したとしても、
そこに名誉を与えなければいけない

大学に求められる最も大事なことは、
個人による研究の萌芽です

科学社会に住む人たちには、
パスツールの言葉を思い出して欲しい。
「科学に国境はない。
しかし、
科学者には祖国がある。
」現代でも意味深い名言です

豊かさは新しい社会的価値をつくるイノベーションによってもたらされることが多いのですが、
そのためには知恵の結集が必要

大学のダメなところは教育をちゃんとやっていないところ

自然は無限に広がっています

グローバル化と言われる時代においても、
世界を同化することは決して適切でない

他人の真似事や類似の研究をするのではなく、
独自の視点で未知に挑戦する

社会変革を促すような価値をつくるには1人ではなく、
可能な限り多くの人のアイディアを集めることが不可欠です

目指すところは、
人々の豊かな生活であり、
国の平和・安全であり、
文明社会の持続

わが国は他国を理解し、
逆に他国から共感を持って理解してもらわねばなりません

(ノーベル賞)受賞の機会は、
国籍を問わず、
また有力な大学や研究機関の研究者だけではなく、
全ての人に開かれています

私は科学者ですが、
将来を考えると科学知識や技術だけでは、
人々は生きていけないと思います

世界各国で民主主義や人権が損なわれ、
格差社会を生んでいます。
恐らく「戦いに勝つことは善である」とする考え、
また新自由主義による自己利益の最大化を是認する倫理の問題でしょう

科学は客観性の高いものですが、
人々の営みとか自然観、
人生観、
死生観などの、
真っ当な主観を醸成します

文化を尊ぶ文明社会をつくるべきだ

日本には、
美しい言葉をはじめとする固有の文化、
誇るべき伝統があり、
今後、
国家としてその質を維持し、
さらに高める工夫が必要です

経営者には大局観にもとづく秩序形成の覚悟が必要です。
成り行き任せは、
責任放棄になります

考える力、
答える力が落ちていると言いますが、
最も心配なのは「問う力」がほとんどないこと

創造性のある科学者に必要なのは、
いい頭ではなく「強い地頭」。
自問自答、
自学自習ができないといけない

年齢の偏りをなくし、
異なる世代の考え方を取り入れるという観点では、
若手の登用は特に大切です

野依 良治(のより りょうじ、1938年(昭和13年)9月3日 - )は、日本の化学者(有機化学)。学位は工学博士(京都大学・1967年)。

2001年に「キラル触媒による不斉反応の研究」が評価されノーベル化学賞を受賞した。

国立研究開発法人科学技術振興機構研究開発戦略センター長[3]、名古屋大学特別教授、名城大学客員教授、高砂香料工業株式会社取締役。名古屋大学大学院理学研究科研究科長、理学部長、物質科学国際研究センター長、独立行政法人理化学研究所理事長などを歴任した。日本学士院会員。

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