名言大学

「あなたは日本を代表する素晴らしい俳優なんだから、
もっともっとあなたのことを世界に知ってもらいたいの」と言われました。
それを聞いたとき、
うれしくて「OK!」なんて返事をしたんです(笑)

俳優の権利の一つひとつが、
ちゃんと自分たちの胸に収まる状況に早くなってほしいですね。
そうなることで、
俳優も俳優としての誇りを持って仕事ができるし、
芝居の表現力を豊かにしていけるんじゃないかと思っています

いろんな人間に接して生きていくと思うんですが、
その瞬間に「あ、
この人はどういう人で何を考えているんだろう?
」ということが一目でわかるような人間でありたいと思いますね

私が5歳のときに実父が亡くなって、
それから養父母に育てられたんです。
その養父が公務員でしたけど、
無類の映画好きでしてね。
週末になると映画館に連れていってくれたもので、
私も小学校5年生ぐらいには、......

浜崎伝助のような勝手な男を、
よくぞ受け入れてかわいがってくださいました。
スーさんは社会の象徴なんです

3・11以降の活動をみると、
役者は舞台一つやるにしても大掛かりになってしまいますが、
シンガーは身一つで被災地に行き、
楽器1台あれば表現できて皆さんに元気になっていただけ、
復興の力にしていただけるんですよね

日本人特有の、
喜んでいるのか悲しんでいるのかわからないという無表情さを出したかったんです。
その方がアメリカの女の子が、
日本人のメンタリティーを知っていく上でいいんじゃないかということで役作りをしていきました

ハマちゃんとは22年間一緒に暮らしていて本当に楽しかったです。
ハマちゃんを演じている間は、
倒れたり病気になったりすることがなかったということを、
僕の中で一つの誇りにしています

心のどこかに、
表現媒体として、
舞台は自分のフランチャイズだという気持ちは常にあります。
ある種の郷愁と、
自分の表現力がここで磨かれたんだという思いですかね。
そして、......

アッカーマン監督独特の撮影方法っていうのがあって、
とにかくカット割りをしないで引きの映像と寄りの映像を撮るんです。
あとは編集で作っていくので、
どの映像が使われるかわからないんですよ

変な雰囲気ではなく、
もっとシンプルに自分の気持ちを表現できる人間であれば、
きっとほかの人も自分を理解してくれて、
楽しい人生を送れるんではないかと思います

鈴木建設取締役社長、
鈴木一之助に“昇進致しました。
どうぞよろしくお願い致します。
22年の間、
浜崎伝助を生きて参りましたけれど、
今年から鈴木一之助を生き抜いてみたいと考えています。......

役者というアンダーシャツを着て、
役者というセーターを着て、
役者というコートも着ている感覚なんです。
何枚脱いでも、
まだ役者という服を着ていますよ、
みたいなね。......

笑いを取るということ、
さらには(ワザとやったことを)見破られないことの難しさを自分のなかで学習したような気がします

動物には動物の距離感があるように、
人間同士がうまくやっていける距離感を、
僕ら団塊の世代はすし詰め教室で学びました

被災地に行ったら歌ってくれって言われて、
アカペラで『もしもピアノが弾けたなら』を歌ったら、
皆さんが聴き入ってくださる。
歌っていうのは、
力を持っているんだなと思いました

ロバート・アラン・アッカーマン監督とお話をしたときに、
「あなた以外考えられない」と言われました。
そのとき「これはオーディションではないんですね?
」って確認したんです(笑)。
そしたらこの役だけは決まったんだって言われました

その口説き文句に即答でしたね

意思の疎通は問題なかったです。
奈良橋陽子さんという方が通訳になってくれたんですが、
彼女とはテレビドラマ「西遊記」で僕が猪八戒を演じたころからの付き合いなんです。
ブリタニーと話し始めると、
陽子さんが来てくれて、
何となしに通訳になってくれたんですよ

芝居とはいえ、
だんだんかわいそうになってきちゃったんですけど、
心を鬼にして演じました。
撮影じゃないときにお互い「こいつはいいやつだ」というのがわかっていて、
信頼関係ができていたので大丈夫でしたね

みなさんがイメージする、
典型的なラーメン屋のオヤジを演じさせていただきました

ハグしちゃうとか、
おでことおでこで会話しちゃうとかね

私も三國さんの後をやるのは緊張します。
いっしょに新しいものを作りましょうね

三國さんは経営者としての風格を大事にしていて、
普段の衣装もファッショナブル。
それが、
(釣りで)Tシャツを着るとかわいくなるんですが、
風格があった。
僕はそのへん、......

僕の中では、
映画が終わった時点で全部サヨナラしたつもりだったんですが・・。
5年間ずっと言われ続けると、
何となくやってもいいのかな、
という気持ちになってきまして

映画の『釣りバカ日誌』が終わってしばらくして、
近所の居酒屋とかに行くとね。
おやっさんが、
ちょんと僕の肩をたたいて、
『もう、
釣りバカやらないの?......

ブリタニーがいない撮影のときは、
まるで日本の映画を撮っているみたいでした。
ただ、
「アクション!」の掛け声を聞いたときは「あ!ハリウッドやぁ〜」と思いましたね(笑)

とんでもないことになった、
完膚なきまでにやられた、
何をすれば復興になるのだろうか―とまで考えた

撮影がすべて終了したときに、
ブリタニーから熱い抱擁と「わたしはあなたに会っていろいろな意味で刺激をもらって勉強になった。
あなたに会えて良かった」という温かいメッセージをもらいました。
ブリタニーが涙を流しながら言ってくれたので、
僕もぽろっと泣いてしまいましたね

僕もラストシーンでアビーと心が通じ合ったところですね。
お互い言葉は通じなくても、
目を見れば何を言っているかわかるんです。
あのシーンは映画の中だけじゃなく、
まさにブリタニーと僕自身にもリンクしていたシーンだったんです

言葉が通じなくて、
お互いなかなか理解し合えないけど、
だからこそわかり合えたときの感動はひとしおだと思うんです。
そこがうまく表現できていたと感じました

怒鳴っているところはほとんどアドリブですね。
日本人しかわからないだろうというせりふは、
なるべく多用させてもらいました。
なので、
英語の字幕は大変だろうと思いますね

皆、
僕がアドリブを入れるタイプの俳優だということがだんだんわかってきたらしくて、
ブリタニーとかも僕のアドリブに対する切り返しができるようになってきていましたよ。
ちゃんと日本の撮影スタイルにも慣れろよ、
みたいなね(笑)

最初のころは「何言ってんだ、
このやろう」みたいな捨てゼリフをアドリブで言っていたんですが、
そのつど、
監督が今何ていったんですか?
って質問されてしまって、
そのセリフをどこにどう入れ込むか、......

何事でも最初に持っていた熱い思いを忘れずに、
きちんと自分の中で実現していくことが大事だ

自分の道と同じ道を歩んできた先輩の後ろ姿を見つめつつ、
その轍(わだち)というか、
トレースを自分の中でも追っ掛けられるように、
同じ歩幅で歩いてみる

負けそうになったり、
折れそうになったりしたときは、
先輩のすごい舞台や映画を見たりすることで『あっちにいけば間違いない』という思いを強くした

演劇にふさわしい才能があるのかと、
いつも自問自答していた

応援団の話は小泉進次郎復興政務官からいただき、
『政府の中でも福島復興に積極的で、
しっかり福島を見てくださっている』と感じて、
心地よく受け入れることができた

歌は私にとって前面に出るものではなく、
演劇というカテゴリーの中の表現の一つだ

役者という仕事を生業(なりわい)としている以上、
自分のいろいろな表現をみんなに見てもらい、
感じてもらうことがぼくの唯一できる最大限の応援、
支援だと思っている

『釣りバカ日誌』などでお世話になった県内のロケ地の自然は本当に美しく、
その自然が原発事故に遭ったことは罪が重いぞ―という気持ちがあった

『自分の親、
祖父母の世代は戦後、
日本を焼け野原から立ち直らせたんだ』と自分に言い聞かせて、
復興支援のモチベーションを保った

本当の仮安置所では破傷風の危険もあるので裸足はダメらしいのですが、
演技とはいえ遺体の枕元を土足でずかずか歩いて良いのかと思い、
靴を脱いで裸足になりました

「震災を体験していない人たちに見て欲しい」という使命感で引き受けたのですが、
撮影に入ってからも悩み続けました

出演依頼に最初は「人の命は厳粛なもの。
そんなことを商業映画にしていいのか」と疑問を持ちました

まずは、
子どもと同じ夢を持ってみてください。
子どもは夢に向かって歩き出すわけだから、
親も親なりの努力をしなければいけない。
そのときには、
子どもと同じ立場で肩を組んで歩くんじゃなくて、......

子どもが夢を持って語るとき、
大人は『自分の子どもがとんでもないことを言っている』と思うだろう。
それで良い。
でも、
そのときには、
きちんと子どもの目を見て話してほしい。......

生活するために、
飯を食うために何とかする―というのではなくて、
『そんなことしたら生活はできないよ』と言われるぐらいの大きな夢を持っていい。
ぼくは、
お金は後からついてくると言ってあげたい。
何を言われても夢を捨てないことだ

僕は、
三谷さんの世界観が大好きなんです。
現場にいるだけで、
いろんな楽しいアトラクションがあるテーマパークを、
グルグル回っている少年のような気持ちになるんですよ。
役者としての魂を躍らせてくれる監督なので、......