子どもは健康な状態で誕生し、その瞬間に親子という病の病原菌に感染し、それで次第に健康をむしばまれて、最終的には死に至る・・

道は長い。けいこつに果てるな。事にやぶれれば腹なんぞ切らずに命のつづくかぎり駆けて戻って来い

善悪は、主体によってはじめて成立する。そして、主体は世界に属さない。それは世界の限界なのである

誰も命無駄にしないようにと君は命に終わり作った。誰も端っこで泣かないようにと君は地球を丸くしたんだろう

愛が恐れているのは、愛の破滅よりも、むしろ、愛の変化である

文明の全体が、人間と雄と去勢物の中間のものを女性と呼んでいるのだ

不幸にして私は、自分の顔を見たことがない。私はそれを気安げに、私の前にぶら下げているのである。私が私の顔を知るのは、むしろ反対に他人の顔によってである

自分には何もないと気づいた時、自分の考えを理解してもらっていることに感謝し始めるんだ、そしてとても気が楽になる

子供に還らなければ、何一つこの忝(かたじけな)い大自然のいのちの流れをほんとうにわかる筈はありません。

お前より下の人間は居てへんのやさかい、これは誰の履き物なんか考えんと、みんな揃えたらええねん

生きているものはみな美しい　妙な顔をした虎魚（おこぜ）でも実に愛嬌（あいきょう）がある　一体この美しさはどこからくるのだろう　やはり懸命に生きるという命から発する美しさだ　それにくらべてこの美しさを持たない人間が急に増えてきた

人間の誤りの主な原因は、幼少期に身に付いた偏見である