一事を考え終わらざれば他事に移らず、一書を読了せざれば他書をとらず。

地球は先祖から受け継いでいるのではない、子どもたちから借りたものだ

昔から｢運も実力のうち｣なんて言葉があるとおり、おいらも所詮人間の成功なんて運があるかどうかに尽きると思ってる

死といふ事実は、いつも目の前に突然あらはれた山壁のやうに、あとに残された人たちには思はれる。その人たちの不安が、できる限り短時日に山壁の頂きを究めてしまはうとその人たちをかり立てる。かれらは頂きへ、かれらの観念のなかの「死の山」の頂きへかけ上る

浜辺の美しい貝殻をすべて集めることはできない。ほんの少ししか集められないが、少しだからこそ、よけいに美しいのだ。

悪行の呪いは、絶えずそれが悪を産まざるをえないところにある

おばあちゃまは怒る　梅干ばあちゃま　魚をきれいに食べない子は追い出されます　お嫁に行っても三日ともたず返されます　頭と尻尾だけ残し　あとはきれいに食べなさい　お嫁になんか行かないから　魚の骸骨みたくない

ううん、そんなことないのよ。私が今すこし疲れてるだけ。雨にうたれた猿のように疲れているの

明日何が起こるかわかってしまったら、明日まで生きる楽しみがなくなってしまうことだろう

寺があって、後に、坊主があるのではなく、坊主があって、寺があるのだ。寺が無くとも、良寛は存在する。若し、我々に仏教が必要ならば、それは坊主が必要なので、寺が必要なのではないのである。京都や奈良の古い寺がみんな焼けても、日本の伝統じゃ微動もしない

夫れ美術といふ者は、もとより実用の技にあらねば、只管人の心目を娯ましめて其妙神に入らんことを其とはなすべき筈なり

克服できそうにもなかった障害を克服し、さらにいっそう大きな達成目標を立てる──こんな素晴らしい楽しみがまたとあるでしょ・・