いくら厳しい規則を作って、家臣に強制しても、大将がわがままな振る舞いをしていたのでは、規則などあってなきがごとしである。人に規則を守らせるには、まず自身の言動を反省し、非があれば直ちに改める姿勢を強く持たねばならない

空を道とし、道を空とみる

お前たちは、どちらも大切な我が家臣。使うところはその器に従う

身分が低くお金もあまりない武士が具足（甲冑一式）をあつらえるときは、胴や籠手のほかは粗末なものでいい。だが、兜には念を入れ、良い物を付ける心得が必要だ。なぜなら討死にを遂げたとき、兜は首と一緒に敵の手に渡るからだ

秀頼さまから信頼をいただいているのはとてもうれしいのですが、色々と気遣いも多いものです

名人も人なり　我も人也

乱舞は一切停止する。太刀や刀をとれば人を斬ろうという心が起こるのが、武士として当り前のことであるから、武芸のほかにやたらに刀を抜いて乱舞するような者に対しては、切腹を申しつける

一家は習慣の学校なり。父母は習慣の教師なり

刀剣短くば一歩を進めて長くすべし

道においては死をいとわず思う

敵が山と思えば海としかけ、海と思えば山としかけるのが兵法の道である

人間の５０年の生涯は儚いものだ。死なない者は存在しない