我が身の目付けを頼み、異見を承わり、我が身の善悪を聞き、万事に心を付ける。これこそが、将たる者、第一の要務である

秀頼さまから信頼をいただいているのはとてもうれしいのですが、色々と気遣いも多いものです

自分より地位の低いものが自分と同じような意見なら、必ずその人の意見として採用すること

表の並木には桜を、裏の並木には栗を

源将の木人形を摩挲(ましゃ)し　自ら盛功を説く爾(なんじ)は我が儔(とも)なり　なほ一般の優劣の処あり　鉞矛をもって他日明州を凌(しの)がん

時は今、天が下知る五月哉

露と落ち　露と消へにし　わが身かな　浪速（なにわ）のことは　夢のまた夢

漫然多読するも、何の易かあらん。読書の功は細心精読するに在り

出るとき進むときは人の助けが要るが、おるとき退くときは己の力のみである。自ら決せよ

実に火事ほど恐ろしいものはない。他人から来る火は仕方がないが、自分から出した火は取り返しがつかぬ

最も多くの人間を喜ばせたものが、最も大きく栄える

偉人の経歴を読書により知って憧れること、師や友から聞いたことに発憤すること、自分が逆境に陥ったときに勇猛心を起こすこと、感激することの四つが志を立てる大きな理由となる