何か変だな、と言う感覚が科学の根っこにはないといけない。

肥料を生産している旭化学では、私は名誉組合長になっている。これも珍しいことだと思うが、この会社は工場をジェーン台風で徹底的に破壊されたことがある。そのときまず再起不能の運命だったが、ここでやめたらいままで一緒に働いてきた従業員を見捨てることになるというので、また暴風が来ると水浸しになるのを覚悟で再建した。それやこれやで、私はいま、名誉組合長というわけである

（どうして、特許を取らなかったのですか？の問いに対して）そんなこと出来ますか、科学の精神に反します

私は今でも、アメリカ人同士のディスカッションには加われない。彼らがわぁーっと好き勝手しゃべると、正直お手上げです

時間をかければいいってもんじゃない。本当にやろうと思ったことは頭から離れない。ずっと考えている

化学は知性を欠いた物理学だ。数学は情熱を欠いた物理学だ

良心こそ、我々の持っている唯一の買収のきかないものである。

この道を行くと大変だと分かっていたら、そこに向かいなさい。そうすれば楽しい人生になる

頭のいい人は恋が出来ない。恋は盲目だから

（重力波の検出は）宇宙線研究所全体での目標でもあります

人には向き不向きがある

私は、できるだけ一生懸命に、できるだけよくやったのだ。誰もこれ以上にはできない