真実は体験するもので、教わるものではない

手よ、全ての仕事をやめよ、額よ、全ての考えを忘れよ、私の五官は皆、微睡の中に沈もうとする

最近はお金持は多いけど、上品なお金持はなかなかいない。だいたいは下品だ

そういうものに対する鑑識眼のないスタッフが集まった編集部のトップを程度がいいと思えるわけがない

「家族」は、理屈ではなく情緒に訴えることで相手を説得しようとするときには最強のキーワードなのだ。

我々の生活に必要な思想は、三千年前に尽きたかもしれない。我々は唯古い薪に、新しい炎を加えるだけであろう

世の中は常に変化し、人生には予期せぬことが起こり、そして、人間は必ず死ぬ。こう覚悟しておけば、度胸が据わります。大変な災害に遭おうと、会社をリストラされようと、「ああ、これこそ世の習い」と感じることができれば、慌てふためくことはありません

人のことを悪く言いたくなるときには「人の振り見て我が振り直せ」ということわざを思い出しましょう　自分のことを棚に上げていないかを自らに問いかけましょう

僕が、意識が無くなる前に浮かんだ心の言葉は、「全部赦してくれ、僕も全部赦すから」でした

「渡鬼」でも、各家族のことを書きたかったのですが、他人でも家族になれるということを書きたかったのが野田家です。葉子のように、迷いながら探して探して、やっと幸せになるのもいいと思っています。わたしにとっての一つの理想なんです

これがわれわれの希望である。この信念を抱いて、私は南部へ戻って行く

自分で歩き、自分で処理して行かねばならぬものが、人生というものであろう