名言大学

自分にないものを持っている人と出会うことが成長につながる

(2013年に文化勲章を受賞した際) 研究者はエゴイスティックな人生を歩まなければならない。
こんなご褒美を頂けたのは迷惑を掛けてきた家内のおかげかな

うまくいかない時は、
別の方法がないか、
常に考える

研究は、
研究者の探究心を刺激するから前に進むのであって、
初めからこれは役立つだろうというモチベーションが働く場合もありますが、
そうでない場合もあるので、
長い目で見ることが大事

免疫療法でがんを克服する時代は夢ではなくなった

この治療法によって重い病気から回復して「元気になった、
あなたのおかげだ」と言われる時があると、
本当に私としては自分の研究がホントに意味があったという事を実感し、
何よりも嬉しく思っております

ノーベル財団から電話があった

(ノーベル賞受賞後の記者会見で)ひとえに苦労してきた共同研究者や学生諸君、
応援してくださった方々、
長い間支えてくれた家族、
言い尽くせない多くの人に感謝している

臨床の先生方が、
先入観を持たずに丁寧に観察し、
患者さんの真の問題を探ることはとても重要だと思います

医学部出身で、
基礎研究をする人がかなり減っている。
基礎研究に夢が持てなくなっている

偶然を見逃さないことも、
科学研究では大切です

物事に不可能はない。
必ず道があるとの思いでやってきた

基礎研究というのは一般的に地味で、
直接患者さんを治療をするわけではありません。
ただ、
医者として治療できる人数は何百人か何千人ですが、
基礎研究で、
このような結果が出たときは何百万人という人を救えるし、......

実験というのは失敗が当たり前で、
一回一回のことでめげていたらダメ

人が言っていることや教科書に書いてあることを全て信じてはいけない

(ノーベル賞受賞後の記者会見で)驚いた。
このような賞をいただき、
幸運な人間だと思う

教科書がすべて正しかったら科学の進歩はない

何が大切かについて生命科学は100人いたら100通りの解がある。
どこに課題があるかすら分からない。
たくさんのことをやってみないといけない

何ができるかでなく、
何が知りたいか

(小学生の頃)土星の輪がなぜああいうふうにできるのか知りたかった

有志竟成※意味:堅固な志を持つ者は、
目的を必ず成し遂げられる

子どもの頃に、
野口英世の伝記を読んで、
医師として研究者として、
非常にたくさんの人の役に立ちたいと思いました

自分が何を知りたいか、
はっきりしていないと研究というものはブレてしまう

定説を覆すことで新たな世界が広がる

日本の大学の先生は売り込みをあまりしない。
一方で企業側もあまり大学や研究機関の内容を知らない。
今はそういうミスマッチがある。
相互に交流を深めることは非常に意義がある

大学と企業のWin-Winのポジティブなサイクルを作りたい

本庶 佑(ほんじょ たすく、1942年〈昭和17年〉1月27日 - )は、日本の医師、医学者(医化学・分子免疫学)。学位は医学博士(京都大学・1975年)。京都大学名誉教授・高等研究院副研究院長・特別教授、京都大学がん免疫総合研究センター初代センター長、静岡県公立大学法人顧問、ふじのくに地域医療支援センター理事長、公益財団法人神戸医療産業都市推進機構理事長、お茶の水女子大学学長特別招聘教授。日本学士院会員、文化功労者、文化勲章受章者。京都市生まれ、山口県宇部市育ち。

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