他人の考え方を真に理解するというのは、非常に困難で心をかき乱される経験です

処女作『暖簾（のれん）』以来、長いあいだ小説を書いてきましたが、これまで長編小説の最終行を書き終えたときは、いつも書斎から飛び出し、『完結！』『万歳！』『出獄だ！』といって廊下をとびはねていたものです

自分を賢いと内心で思うだけでも、他人は見下されていると感じるもの。どんな人も自分にはない賢さを秘めていると常に意識し、その賢さに学ぼうという気持ちを持つ。それが伝わると、他人はその賢い部分を惜しみなく分かち与えてくれる。本当の賢さはそういうこと

子羊を食らう前に泣く狼と、泣かない狼では、どちらがより酷いだろうか

今日を立派に生きることが、明日の希望を見出すことであり、明日の希望があってこそ、我々は明るく生きることができる。

新撰組は裏切らぬ。 最後のひとりになっても、裏切らぬ

私が自分を中心にものごとを考えたり、したりしているかぎり、人生は私にとって耐えられないものでした。そして、私がその中心・・

雨のおかげで、「まだ降ってましたか？」と話し掛けて貰えた

恋は富よりもはるかに強い。けれど恋はその力を借りなければならない。

もし幸福な生活を送りたいと思う人々がほんの一瞬でも胸に手を当てて考えれば、心の底からしみじみと感じられる喜びは、足下に・・

外国ではロアルド・ダールとかジョン・コリアとかそれ以前にサキっていう人がいるけれど、ヘンな短篇書くんですよね。寡作な人たちで、でも書くものはすごい。年に2篇か3篇短いものを書いて人をあっと驚かせて・・それだと食っていけないわけですよ。そんな作家にでもなれればいいなあと思っていた

叱られるのは今だけの特権。自分のことを真剣に考えてくれる人は、なかなかいない