２年前、私の親友でＮＹのヘアケア製品メーカー、バンブル＆バンブルの創設者である美容専門家のマイケル・ゴードンが、私の80歳の誕生日プレゼントとして、私の人生を描くドキュメンタリーを作りたいと言った。お金もかかるしプロのスタッフも必要じゃないかと私が言うと、「お金もスタッフも用意した」と彼は言うんだ。私は考えさせてくれと頼んだが、翌日には、私たちは映画の製作に着手した。マイケルがプロデューサーとなり、若手監督クレッグ・テパーを起用した。彼はすばらしい映画を作ってくれた。初めて映画を観たとき、うれしい場面もたくさんあったが、私をおだてるための映画ではない。元スタッフの１人が「ヴィダルとの共同作業はどうだった？」と聞いたら、監督は「彼は普通じゃない！」と答えたそうだよ

人生はたった1度きり。けれど、しっかりと生きたなら1度で十分

気立ての良い人間に突き刺さる言葉はない。

非暴力は人間に与えられた最大の武器であり、人間が発明した最強の武器よりも強い力を持つ。

一歩一歩がチャレンジだからこそ、人生は面白い。

恋というものはなんと恐ろしい情熱だろうか。それなのに世間の嘘つきどもは、恋をあたかも幸福の源泉のように言っている

俺は何も持たずに生まれてきた。そして、何も持たずに死ぬだろう

人間であるわれわれが『こいつは人間だ』と思えば、それは人間であり、人間がどういうものか確定できる。つまり、ロボットは人間の鏡のようなものなんですよ

周囲のイメージは気にならないし、気にしてはいけない。このスタンスが大事なんじゃないかな、と思います

「自分の幸せに責任を持とう」と本気で思えば、いくらでも幸せになれるのではないかと思います

人間の幸不幸は運によるところも大きいが、その人の気質によるところも、これに劣らず大きい。

自分が好きなこと、確信が持てることに従って生きる。それは、他人に媚びない生き方です。世の中のすべてから愛されようといった、虫のよいことは考えず、異端を恐れずに進む。それがわたくしの原点です