私は（前説で）漫談やってたから。私のネタを作ってくれてたのはコント55号の萩本さんとか坂上さんとか

他の映画監督が使っているような、言葉は悪いけれど、見え透いたテクニックを使うのがどうにも照れくさい。漫才とかコントで、わかりきったオチは言いたくないというのと同じ話だ

世の中には権力に酔いしれてしまうタイプが一定数いるんだと思う

私には2歳年上の兄がいるのですが、最近になって兄への接し方が変わってきたんです。兄は、ごく一般的なサラリーマン。現役時代、トンがっていた私は、兄より自分のほうが人間として格上だと思っていたフシがありました。自分のほうが世の中を刺激できている存在だ、自分のほうが親への支援もたくさんできている、自分のほうがとにかくすごい、と

気の緩みは必ずパフォーマンスに出てしまう

病気のおかげで、いろいろな気づきもありましたね。だって、気づきをしないと、もったいないじゃない？　せっかく大変な思いをするのに、それを『こんなふうになってしまって』と愚痴にしていたら、自分にとって損ですから

イランの夕陽も、日本の夕陽もイタリアも、みんな同じ光

（恋愛と仕事どちら選択しなければならない場合・・）私は何かのために彼を犠牲にはしないわ。私にとって彼は仕事よりも優先順位が高いの

後ろは振り返らない。前に進めなくなっちゃうから

曇を脱がされた空から月が恥ずかしそうに出てきた 撮影再開

私は、どの作品がというより、本当に監督に恵まれたと思っています

間違いを犯して過ちを知って傷付いて痛い思いをして人の優しさを知って許されて感謝して許すことを知ってその繰り返しの中で人を許せる気持ちが深くなっていって深く深く人を愛せるようになっていくんだよ