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名言
歌舞伎を辞めようと思ったことは何度もありました
中村獅童
名言カテゴリ
#俳優・女優
中村獅童
中村 獅童(なかむら しどう)は、歌舞伎役者の名跡の一つ。初代の屋号は播磨屋、当代は萬屋。初代の定紋は揚羽蝶、当代は桐蝶。
人物カテゴリ
#俳優・女優
中村獅童の名言
本来、日々の出来事すべてが、その人自身をかたち作っていくもの。ゆえに、役者は芝居で、いろんな役を演じているものの、どうしたって一人の人間としての生き様、人柄など本質の部分が芝居に出てしまいます
若ければ、境遇が恵まれないことに、理不尽さや怒りを感じて「くそー!」なんて叫んでもいいと思うのですが、30歳、40歳になっても同じことを言っていたら、負け惜しみになるでしょう
この境遇を受け入れた上で、自分なりに歌舞伎役者としての、生き方を切り開いていこうと覚悟した
先輩に「君に主役はまわってくることはないよ」と言われ、「残酷なことを言うよなあ」と思いつつ「じゃあ、しょうがないな」と諦めてしまったら、しょせんそこまでの人生でしょう。それは嫌だった
萬屋一門として8歳から、舞台に立たせてもらっていましたが、代々伝わる名門中の名門というわけではないのと、初代獅童を名乗った父が、歌舞伎役者を早々に廃業し、「後ろ盾がいない」ということで、大きな役がつくことはありませんでした
歌舞伎というのはいつの時代にも、「今」を生きる人たちが演じ、表現するもの。そのことを、僕らの世代を通して、若い人たちにも分かって欲しいし、実際に観てほしい
50年後、さらには何百年後までも(歌舞伎を)残していきたい
色々なお仕事をさせていただいていますが、僕の芯にあるのはあくまで歌舞伎なんです。僕を育ててくれた歌舞伎が好きでたまらない
そしてまた「わが国ニッポン」へ戻ってきた時、どんなことができるようになっているか、自分がどう変化しているのか、そこも楽しみなんですよね
そこ(歌舞伎以外のお仕事)にはいつもと違う風景と、新たな人々との出会いがあって、いろいろなものを吸収できる。新たな発見、気づきもある
歌舞伎が僕のホームグラウンド「わが国ニッポン」だとしたら、それ以外のお仕事は、「海外を旅する」感覚に近いかも
役者というのは、そういう自分をさらけ出す仕事だと思っています
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