自ら労して自ら食うは、人生独立の本源なり

孤軍たすけ絶えて俘囚（ふしゅう）となる 顧みて君恩（くんおん）をおもえば 涙更に流る 義を取り生を捨つるは吾が尊ぶ所 快く受けん電光三尺の剣 只将（ただまさ） に一死君恩に報いん

そなたを見るのもこれ限り。かねがね申し聞けおいた事、忘れてはなりませぬぞ

偉人の経歴を読書により知って憧れること、師や友から聞いたことに発憤すること、自分が逆境に陥ったときに勇猛心を起こすこと、感激することの四つが志を立てる大きな理由となる

我々事などは浮世にあるものとは、おぼしめし候まじく候

燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや

極楽の 道はひとすぢ 君ともに 阿弥陀をそへて 四十八人

鉾とりて月見るごとにおもふ哉　あすはかばねの上に照かと

これから先、覚悟を改めて恥ずかしくないように心がけるならば、どの国であろうとも知行させたい考えである。しかし、ただいまのように無分別のたわけであったならば、秀吉の甥子としてその身をながらえさせておくことは、お前だけでなく、秀吉の面目をも汚すことになるから、直々に手討ちにしてくれようぞ

生を必するものは死し、死を必するものは生く

志ほど世にとけやすく、壊れやすいものはない

いざとなれば損得を度外視できるその性根、世のなかに、それを持つ人間ほど怖い相手はない