反省は、失敗を客観的に分析して、これからに生かせる未来思考なのだ

勝利の女神は正しいか否かよりも、笑いがあるか、謙虚であるかどうかを重視している

眼前の一局で自分の生涯が決まる。明日はない

タイトルホルダーとして、もう一度、「日本の名人」は「世界の名人」だと言われるように頑張りたいと思います

勝負師の条件は、負けた悔しさをバネに勝つことだ。そして、勝ちたいという気持ちを持ち続けることである。敗者の美学という言葉があるが、負けて満足するのは自己満足でしかない

知識は単に得ればいいというものではなく、知識を積み重ねて理解していく過程で “知恵 に変える必要がある

人間の埋もれている力を見いだせた人や発掘できた人たちを “天才 と呼ぶのではないでしょうか

将棋を指しているとき、現局面については悲観的、 未来については楽観的ですね

点滴をしながらの大局って聞いたことないね

これだけ長くやっていても、将棋の可能性はまだまだあるんだなというのは、実感としてあります。例えば、20年も研究されているのにいまだに結論が出ない形があって、まだ何もわかっていないんだと愕然とするってことは、よくあるんで。そういう部分を模索していくということもあるし。そこに対局という勝負もついていて、当然、結果を求めていく気持ちもありますけど

中学三年の時です。序盤で大きなミスをして、普通、夜中までかかる将棋が、持ち時間を残して４時ごろに終わってしまったのです。勝ち負けは別として、プロとなったからには、与えられた条件でベストを尽くさなければならないと自覚しました

マイナス面に打ち勝てる知性、自分自身をコントロールする力を同時に成長させていかないと、経験を生かしきるのは難しくなってしまう