「我」が強いものは、独創的な、いい手を発見することが多い。「我をすてろ」とよくいうが、「我」は勝負のうえでたいへん大切なものである。「我」があり、負けずぎらいがあり、そのうえに道理に目をひらかなくてはいけない

挽回しようと焦りが出ると、特に強い相手には通用しません。苦しいときでも焦らず、自分を信じてやるのが、自分の長所だと思います

大勝負になれるとか、なれないとか、よくいわれることだが、僕は、これは中盤に処するコツを覚えたかどうかということだと思っている

『五目並べ』でも全然勝てない。自分が妻に主張できるのは碁だけです

一緒に研究をするという謙虚な気持ちと情熱がなければ、若者は去っていきます

全局のことでも、また局部、局部のことでも、その一手の差を慎重に、そして最善をつくす人が、「勝ち」にゆくわけで、一手ぐらいなどといって、気楽にしとるやつが、結局は敗北につながる

予想と違う手を指されることで、そこまでの読み筋をすべて組み立て直さなくてはいけなくなります

（「じゃあ君は一体なんだ？」と木村が反論したところ）ゴミにたかるハエだな

株をたくさん持っていることが幸せというわけではない

アマチュアは駒を動かしただけなんです。「指した」ということとは別のことですよ

私が将棋を始めたのは5歳の頃で、その時から将棋漬けの人生が始まるんですけれど、やっぱりそれとは別に、当時はやっていた「インベーダーゲーム」とかには衝撃を受けましたよね

勝負事は何でも一緒ですがね、負けた時は余計疲れますね