中盤は、人生でいえば中年の難所、その人の人生の結びに見通しをつけるべき局面である。ここでしくじったら、もう取り返しはつかない。出てくる問題も変化が多いし、深い。いちばんその人間の長短がはっきり出るところである

自分が活躍することによって、小さい子供たちが碁を始めるきっかけになればと思います

読み進めている時は「符号」で考えることが多い

勝つためには如何に最善に近づくことしかない

将棋を指す限り勝敗はついてまわるので、一喜一憂してもしょうがない

将棋とは、ものすごく複雑なものだというのが、私の将棋観の基本となっている

将棋を知らない人や将棋に興味のない人のことを思うと 技術書ではなく対談書やビジネスマン向けの本を どんどん出した方がいいのかなと思っています

最終的にいえば運が良かった

現状は悲観的に、将来は楽観的に

全局のことでも、また局部、局部のことでも、その一手の差を慎重に、そして最善をつくす人が、「勝ち」にゆくわけで、一手ぐらいなどといって、気楽にしとるやつが、結局は敗北につながる

そもそも株は、一番安いところで買って、一番高いところで売れば儲かるのですが、それはなかなか難しいので、欲張らず、利益が出たところで手を打つべき

インターネットを使って、トップ棋士と若手棋士が対局する時間を設けたり、世界戦の前にプチ合宿をしたりしています。そうした中で最近の若手はよく世界を口に出すようになってきています。その点は頼もしい。自分としては大変ですが、日本として明るい材料だと思っています