名言
釣師にはいろいろと厄介な気質があり、
いい道具なら一も二もなくとびつくという面がある。
また道具のよしあしを見わけることにかけては、
日ごろどんなケチンボでもコウと狙いをつけた釣道具にはあきれるほどの大金を投じて悔いないから、
デパートにさまよいこんだ女よりもまだ目が鋭いのである
開高健
開高健
開高 健(かいこう たけし/かいこう けん、1930年〈昭和5年〉12月30日 - 1989年〈平成元年〉12月9日)は、日本の小説家。組織と人間の問題を扱った『パニック』『裸の王様』や、ベトナム戦争取材の体験をもとにした『輝ける闇』などがある。また趣味の釣りについて世界各地での体験を綴ったエッセイ『フィッシュ・オン』『オーパ!』などでも知られる。
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