科学者は希望や愛情を捨てて、石の心を持つべきだ

学問への入口となり鍵となるのは数学である。（中略）数学を知らなくては、他の科学も実地問題も分からない。なお悪いことには・・

栄養学というのは、病人食とか病態栄養とか、妊産婦の栄養とか、要するに科学的なこと、いかに食べ物が体に大事かということを学ぶわけですが、あくまでも実践あっての学問なんですね

人生を楽しむ秘訣は普通にこだわらないこと。普通と言われる人生を送る人間なんて、一人としていやしない。いたらお目にかかりたいものだ。

菌を分離したときは全く分からない。何年か後に分かるんです。取ってから5、6年かかるので、1人でできる仕事じゃないです

科学はこの宇宙という名の分厚い本の中に書かれていて、私たちの目の前に開かれている。しかし、そこに使われている言語を学び文字を解釈しなければ、誰もその内容を理解できない。その言語こそは数学である

何が大切かについて生命科学は100人いたら100通りの解がある。どこに課題があるかすら分からない。たくさんのことをやってみないといけない

間違ったことで、世界が驚くような発明をしたことは本当は話したくないのだが、ある拍子に本来混ぜるつもりのなかった一つの溶液を別の溶液の中に落としてしまった。失敗は成功のもとと言うが、後から思えばコロンブスの卵のようなもの

素朴さ、楽天主義、寛大さ、そういったものは園芸家や純粋科学の専門家、探検家などには見られるが、政治家や歴史家、坊主には決して見られないものだ。前者は同類なしで済むけれど、後者は同類たちをもって彼らの活動、研究の対象とする。人は人間の傍でのみ気難しくなる

リーダーシップを発揮するためには、主に右脳を活用することになる。それは技術というより芸術であり、科学というより哲学である

政治がとどの詰まりは権力闘争にすぎないとしても、一方で政治には、常に学問的研究や科学的客観性、つまりアカデミズムの基礎がなければならない

創造力は知識よりも重要だ。知識には限界があるが、創造力は世界を覆う。