僕ははじめ一歩も歩けない事を経験した　かなり長い間冷たい油の汗を流しながら一つところに立ちつくして居た

あっちの健康食品、こっちの健康食品。全部口に入れて、どれが効いたかわからない今日この頃

「死体ではない。ご遺体なんですよ」というセリフも強調しました。小さいころ、親戚の通夜で、母親がずっと遺体に語りかけていた様子を思い出したからです

恋人同士といふものは仕馴れた役者のやうに、予め手順を考へた舞台装置の上で愛し合ふものである

我々が歴史から学ぶことは、人間は決して歴史から学ばないということだ。

人の天性は、よい草を生ずるか、雑草を生ずるか、そのいずれかである。だから折を見て、よい草に水をやり、雑草を取り除かねば・・

一つの製品を生み出すためには、醗酵の期間が大事なように、人生というものはすべて、待つ間に熟して行くのだ。

他人の罪は目の前にあるが、自分の罪は背後にある

人生は、その人の勇気に比例して、小さくも大きくもなるのです。

人間が善悪の別を知っているという事実は、人間が他の動物より知的に優れていることの証拠だ。しかし人間が悪事を働くことができるという事実は、それができない他の動物よりも道徳的に劣っていることの証拠だ

生きている兵卒の方が、死んだ皇帝などよりもずっと価値がある

結婚して子供を生み、そして子供に背かれ、老いてくたばって死ぬ、そういう生活者をもしも想定できるならば、そういう生活の仕方をして生涯を終える者が、いちばん価値ある存在なんだ