強くなるための方法っていうのは人それぞれ

（木村名人に対して）名人など所詮はゴミのようなもの

強い人ほど個性がある。四、五段の人はそれほど個性もないから何々流といった名前もつけられていない。段が上がっていくにつれて個性が強くなってくる。ひとつには自信ということがあると思います。下のうちはこんな手をさしちゃって笑われるかなと思いますけど、上になっていくほどこれでいいんだ、正しいんだと自分に自信がついてくるから

優位のほうは慎重になり、悪いほうは開き直っているから逆転しやすい

力に恵まれていますから千五百局以上指していますが、一局も休んだことがありません

大差をつけて勝つ必要はない。常にギリギリの勝ちを目指しているほうが健全な状態

将棋は自分一人だけが頼りである。ある意味では孤独の戦いだ

本当に強い人とは、対局中にも人への配慮を忘れないような、心のゆとりをもっている人だと思う

勝敗を決するのは高いテンション、自分への信頼、分が悪い時に踏みとどまる根性

中原名人の下座に座り、名人を取るのが夢でした

相手の手の内に飛び込むことで、新たに浮かんでくる一手を消すほうがいいのではないか

（印象に残る一局は？）やっぱり苦しくしてしまった将棋の方を覚えています