決断に後悔なく、悔しさには落ち着きを

自分が９才で出場した中国の少年少女囲碁大会で、年下に負けたのがショックだった。負けず嫌いですから・・・

あなた（木村義雄十四世名人）が悪いと断定した石田流で、私はあなたに勝って見せる

過去の名人に共通しているのは、自分を持っているということ

（かつてのライバルであるボリス・スパスキー氏はフィッシャーが拘束された後に当時の大統領であるブッシュ氏に）私も逮捕してボビーと一緒の部屋に入れて下さい。チェスの道具と一緒に

考えている中身より、費やしている時間や努力が決断する時の安定剤になる

毎日の努力の積み重ねを、それほど苦にせずにできることこそ、才能といえる

しめあげの局面になると、いよいよますます落ちついてきて、決して勝機を逃さないのがいる。これがほんとうのベテランである。この最後の落ちつきは過去のにがい経験からのみ得られるもので、一朝一夕には得がたい力である

将棋の研究は鉱脈を掘るようなもの

物事を推し進めていくうえで、その土台となるのは創造力でも企画力でもない。いくら創造力や企画力を働かせようとしても、道具となる知識や材料となる情報がなければ何も始まらないのだ。知識は、頭の中に貯えられた記憶の体験が土台になるのである

一時期、ぼくは、神の前に出てもひるまない、そういう将棋を追求した時代があるんだが、突きすすめたものは、そこにきびしさがあり、鋭さがあっても、ならべてみると、なにか楽しいものがあるもんですよ

これ以上集中すると “もうもとに戻れなくなってしまうのでは とゾッとするような恐怖感に襲われることもある