思えば自分が四番打者だったころは苦しくてたまりませんでした

「痛いのは当たり前。打てないときがあるのも当然だ」。日頃からそう自分にいいきかせておけば、多少身体が痛くてくじけそうになろうとも、スランプに陥ろうとも、「出場しよう」と思えるのだ

カーリングはスポーツじゃないように見られがちなので、認めてもらうためにはメダルという結果が必要だったとも思う

目的を達成する強い意志を共有する

今日はやる気がないなと思ったら、マットに上がらないです

（天心の名前の由来は？）天に心を持つ。天のような大きな心を持ち、感謝の気持ちを忘れない人間になって欲しい。そう思いを込めて父に名付けられた名前

メジャーのバッターは積極的で、初球からでも振ってきます。イニングの先頭打者もそうなので、入りに気をつけないとガツンとやられると痛感しました

Ｖ９時代の巨人を指して、「あれだけの選手が揃っていれば、どうやったって優勝できた」という人がいますが、それは違います。あれは王貞治、長嶋茂雄という「チームの鑑」がいたからこそ、成し遂げられた偉業なのです。事実、私が南海で四番を打っていたとき、巨人から移籍してきた相羽欣厚という選手がこう言っていました。「ＯＮ（王・長嶋）は練習でも一切手を抜かない。球界を代表するあの二人があれほど練習しているのです。自分達だってやらないわけにはいきませんよ」。それを聞いて当時の私は、身が引き締まる思いがしました

メジャーリーガーになるんだという強い意志さえ持っていれば、いつかはきっと叶う夢だと信じてやってきました

長嶋さんというのは、人の守ってないところへ打球がいく。逆に王さんは、人が大勢いるところへアーチを描いていく

私は1ラウンド目から全力を振り絞っていた。一日一日、体力が完全になくなるまで出し切るなんて、きっと他の選手はしないでしょう。ただ、そこが私と他の選手の違いでもあった

やる事をやらないと自分にどういう素質があって、どういう才能があるか分からない