テレビはいわば、最大公約数の仕事なんです。視聴率を上げるために、子どもからお年寄りまで、誰もが楽しめるものをつくる。だからいつも大衆を見ているんですよね。そんな仕事をする傍らで、劇団への憧れがあった。つかこうへいさんや野田秀樹さんといった方々の舞台ですね。本当に好きな人がわざわざ時間を割いて、お金を払って見に来てくれる。本当に人が熱狂するものをつくりたいと思っていました

舞台での上演は企業で言う商品化に値するだろう。商品価値が高くなければ誰も観に来てくれない

（テニスプレーヤーになっていなかったらという質問への発言）大学でデザインを勉強していたと思います。私は常にデザインをするのが大好きで、タグ・ホイヤーをはじめパートナー企業と取り組むデザインの経験を楽しんでいます。そうした経験から多くのことを学ぶと同時に、デザイナーとして認められるためには、まだ道のりは長いことに気づきました

見たと思えば見たことになる。だから公開前の映画でも、夢で見たことにしてる

人間の脳が活性化する条件はふたつあります。ひとつは楽しいこと。もうひとつはビックリすることです。異質の文化が出会ったとき、お互いにビックリして脳が活性化します。ですから日本の大学はもっと積極的に留学生を受け入れる方がいい。隣の席で外国人留学生が必死で勉強していたら、日本の学生も刺激されて頑張るようになるでしょう

私にとって黒板は、書くものではなくて引っかくものなのよね

よく生きました。あゝ、よく生きた。毎晩、寝る前に呟く

夢は願えば叶います。俺はこんなに絵が下手なのに漫画家になれました

ぼくはワインが好きですが、最初はボルドーもブルゴーニュもわからなかった。「なんでこのワインがこんな値段するのか？」「なにが違うのか？」って考えながら飲んでるうちに、違いがわかってきたんです。少しわかってから勉強すると、またおもしろいんですよ。知識があると感じ方が変わってきて、どんどん深くなっていきます

仕事って人に必要とされて初めて仕事になるのであなたじゃなきゃダメと言われることも大切です

公には言いませんけど、個人的に、友達とするんですね、「自慢させてね」と前置きして言って、合槌を打ってもらうんです。実際、自分で良いと錯覚するくらい、うまい合槌を打ってくれる人がいい（笑）。「ふんふん」じゃなくて、「ほんとにねえ」と言って欲しい（笑）

一矢報いて終わりじゃない。勝つための一手