世界が必ず滅びるといふ確信がなかつたら、どうやつて生きてゆくことができるだらう

おお主よ、われに力と勇気を与え給え、わが肉、わが心を嫌悪の念なく見んがために

私は、思うに、孤独感の最も激しいものは、意志力を失いつつある時に起こり、意力を失うことは抑制力を失うことでもあって、同時に最も好色になるのではないかと思った

言葉は怒りに病める心の医者となる

３０代、４０代というのは、社会的にも家庭的にも責任のある地位に就く時期だから“ダブルの縛りに遭うんだな。付き合う人もだんだんと、その“縛りの中だけになってゆく

心の底を傾けた深い交わりは禁物です。愛情の紐は解けやすくしておいて、会うも別れるも自由なのがよいのです。

私に愛を求める資格がないならば、愛をかちとる資格もないはずだ

なにごともじわじわがよろし　季節の移ろいゆくがごとく

常識なんていうものは、ただの人間の言うことだ。そんなものをありがたがっているようでは、偉くはなれない。普通の人間が考え・・

単なる写実は芸術とは為り難いものである。言葉には言葉の、音には音の、色には又色の、もっと純粋な領域があるはずである

空を見上げていると、まさに時々刻々と雲が形を変え、空の色がグラデーションのように変化していくのを1時間でも2時間でも、ずっと飽きずに眺めているのが楽しかった

私の思い通りに、他人を変えることはできない