『melody』には、ついつい音楽に頼ってしまってる自分の弱さみたいな部分も出てます

苦悩から逃れることはできないが、苦悩をバネにすることはできる

私は、わがままでせっかちで少し不安定。ミスを犯すし、自分をコントロールできないときもある。でも、もしあなたが私の最悪の時にきちんと扱ってくれないなら、私の最高の瞬間を一緒に過ごす資格はない

いつまでもおぼえていたらとても辛いだろうと思ういろいろなことを、ありがたいことに私たちは忘れることができる。そして、時間というお薬があるんです

小さい頃から世の中は不公平、不条理なことでいっぱいだと怒りを感じていた

これはあくまで持論ですが、私たちの時代は優勝を目指さなければ意味がないという感じでした。だから、ここで練習をやめて７、８位を争うくらいなら、けがをしてもいいから上位に食い込もうと練習していました。絶対にけがをするとは限らないのだから、とにかくやってみようと。勝ちに望みをかけていました。メダル争いを放棄するくらいなら、ギリギリまで粘ってやるという感じで、練習に突き進んでいた気がします

あのころは、心が休まるときはなかったの。自分が美しくないことをいやというほど知っていたから。私の容姿のことを褒めてくれようとする人たちは、『あなたを見るとベティ・デイヴィスを思い出す』と言うの。とても親切で、本当に素晴らしいことよ。ただ、私がベティ・デイヴィスに我慢がならないだけ

嫉妬がやばすぎる男性がとにかく苦手

巨人のユニフォームを脱いだ後、勝つための方程式を学ぶために4カ月、アメリカに滞在した。投手のローテーション制を知るなど、得たものは大きかった

今の世の中は人間をテレビ画面くらいの小さな枠に収めようとする。俺たちが生きてきた映画の枠は大きなスクリーンだったから、誰でも受け入れた

以前まで慣れていた『ボールと目の距離』から、新しいことを始めたことによりその距離が (もう一歩上の段階に行くために) 変化した

選手たちはそれぞれいろいろな障がいを持ちながら、体に応じて、自分の他の部分の力を引き出す努力をしています。そこに人間の可能性も見えてくる