名言大学

十七で人を憎しみ、殺したいと思い、
モデルの世界に入ったわたし。
貧乏をのろい、
バラック小屋をのろい、
ふつうの家庭に育つ級友を羨ましく思い、
わざと悪びれて、
タバコを吸い、
不良仲間とタムロし、
先生に刃向ったわたし。
わたしがのろいつづけた、
わたしの境遇。
劣悪な境遇。
でも、
それは、
全部、
必要なことだったと、
空が語っている。
だって、
そんな不遇になかったら、
今のわたしはいないから

冨永愛

冨永愛

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