名言
本書の核心はほぼ次のような言葉で捉えることができるであろう。
およそ言いうるものは明瞭に言いえ、
語りえざるものについては沈黙せねばならぬ。
かくして、
本書は思考にある限界を定めようとする。
というより、
思考にではなく、
思考の表現に限界を定めようとする。
なぜなら、
思考に限界を定めるためには、
われわれはこの限界の両側を(従って思考されえぬものを)思考できねばならぬからだ
ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン