名言大学

女は結婚した時から奥さんだと思っている。
馬鹿なことを言うな。
奥さんだって一人前になるには、
大工や左官と同じように十年の・・

若い人たちはよく、
「生き甲斐がない」と言います。
しかしそれは当たり前です。
孤立した人には生き甲斐はない。
生き甲斐とは人・・

人間というものは或(あ)る程度まではゆたかに暮らさなくてはならん。
貧乏していると人間が汚くなる。
人間が腐ってくる。
下等・・

若い娘は若い果物と同じで、
新鮮ではあるが水っぽい。
君は女として熟している。
私も男として熟しているつもりだ。
熟した果物は・・

愛すれば愛するほど、
男は裏切られる。
結局男は女を観賞し、
女の肉体だけを愛しているのが一番賢明だ。

家庭のための努力を怠る女は、
夫を愛することも浅いのだ。
愛が努力を産み、
努力が更に愛の深さを培う。

同志の批判には憂いがあるはずだ。

男性の一番大きな欲望は、
女性に奉仕すること、
女性の為に必要な保護者でありたいということ、
女性の平和と幸福とを保障するこ・・

常識は、
過去における無数の非常識の試練を経て、
その結論として出来上がったものである。

石川 達三(いしかわ たつぞう、1905年(明治38年)7月2日 - 1985年(昭和60年)1月31日)は、日本の小説家。社会性の濃い風俗小説の先駆者で、『蒼氓』により第1回芥川賞受賞。華中従軍から得た『生きてゐる兵隊』は発禁処分を受けた。戦後は、新聞小説や社会における個人の生活、愛、結婚をテーマにした作品でベストセラーを連発。書名の幾つかは流行語にもなった。記録的手法に拠る問題意識の明確な作風が特徴。社会的・文壇的活動も活発で、日本ペンクラブ会長、日本文芸家協会理事長、日本文芸著作権保護同盟会長、アジア・アフリカ作家会議東京大会会長などを務めた。日本芸術院会員。